あさどくしょ(かってなくま/佐野洋子)
先日の国語の単元で引用されてた
佐野洋子さんの『かってなくま』。
くまはその後どうなった?と思って、図書館で読んできました。
Amazonの商品紹介のところで
くまが何をしてたかネタバレしてるのでご注意ください。
(というか本の折り込みあらすじで既にネタバレしていた)
ところで
佐野洋子さんて聞いたことあるお名前と思ったら
『100万回生きたねこ』の方ですね。
恥ずかしながらこちらも未読です。これも読んでみようかな。
また、教科書でおなじみ(私たちの世代だけ?)の『おじさんのかさ』の方でもあります。なっつかしい!
こちらも改めて読んでみたけど、
子どもたちにつられて傘を開いて『ポンポロロンだあ』ってはしゃぐおじさん、可愛すぎるんやが???
私が可愛いおじさん萌えなのは佐野洋子さんのせい(功績)だった…?
閑話休題。
それでは、『かってなくま』の読書感想文をご覧ください。
文中にも書きましたが、くまさんの言動が刺さる刺さる。
もうね、つらい。
くまさんも友だちに喜ばれるだろうという下心を持って、お花を育てて配って歩いていたけど
私も似たようなところがあって。
人のために頑張ってる自分カッコいい的なね。
そんで、それなりに評価(それはお金だったり、リアクションだったり、地位の向上だったり、その時々だけど)されたい気持ちもどこかにはありますよね。見返りほちい
全くのノーリターンで人に尽くせる人なんているんだろうかな。
くまさんも『喜んでくれる』ことを期待してたし、
やはり人はリターン無しに行動できないっていう教訓を与えてくれる作品ですね。
ほんとかな。
たぶん社会に揉まれてない子供たちはもっと可愛い感想になると思うんだけど、
いかんせん社会に出て10ン年も経っているので……純粋に絵本も読めなくなってしまいました……
でも私の感想文+ここまでの文章を読んで、ドキッとした人にはぜひ読んでほしい。
そんで枕に顔を埋めて『わーーーーっ』ってなってほしい。
なんかね、古い傷を抉られる作品でした。わざわざバンソーコーを剥がしてまで抉られた感覚がある。
同じ体験をしてほしいから、ぜひ皆さんも読んでください。もっかいリンク貼っときます。
あと間違いなくうさぎは陽キャ。