📚57【私たちのままならない幸せ】は自分次第 1015
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私たちのままならない幸せ
ジェラシーくるみ(会社員コラムニスト)
主婦の友社 271頁
2024/4/20初版
図書館の昨年末最終開館日。
「手持ち無沙汰になったときに読める軽いものを」と思い、ジャケ借り。
手持ち無沙汰ってアナタ、万年休日のくせに笑わせる。
コミックかなぁ、それともコミックエッセイなのかなぁ、と思って開いてみたら「字ばっかり」だった。
でも大丈夫、軽く読めるから(失礼)。
本書は、8人の女性に取材した「普通じゃ聞けない話」「著者の解釈」から成る第1章と、著者の一人語りから成る第2章で構成されている。
暇つぶし(ごめん‼︎)に読んだとは言え、付箋を貼り付けた箇所を、サラリと引用•抜粋•要約してみる(太字は筆者)。
執着心が強い私には羨ましすぎる。
できない、上手くいかない、無理だ、と必要以上に自己嫌悪に陥ってしまう。
人様のコップを自分に当てはめないこと、逆もまた真なり。
コップの見かけに騙されないこと。
目先だけの結果や人様からの評価とは別に、経験を重ねたという実績は残る。
自然体=楽って感じかな?
自然体には時に罪悪感が伴うこともあるもんね。
気の進まないことからは、つい理由をつけて逃げ出したくなる。
嫌なことには無理に対峙する代わりに、スルースキルを発揮すればいい。
やらない、できない理由を見つけるのは簡単。
愚痴をこぼすなら、やってみてから。
良きにつけ悪しきにつけ、選択を肯定できないと自分が辛くなる故の自己防衛か?
人様にお勧めするときには、自覚しておかねば。
何か変、何かおかしい、何か違う、何か合わない、その感覚は大切にしておきたい。
インスタントに産み出された「女性が働きやすい制度や職場」って、女性に「ほら準備してやったから、もっと頑張れ」と言っているようなもの。
社会やパートナーが変わらなければ、負担は女性に偏ったまま。
私はもう、他者からのジャッジは要らないな。
実は、取材を受けている女性たちに対して、「恵まれてるやん」「何だか鼻につくなぁ」と思いながら読み始めた。
彼女たちも著者も、私とは年齢も立場も何もかもが違う。
それに働き方も家族観も世間の目も、私のときとは大きく異なっているから。
なのに置かれている環境が違っても、取り囲む状況が違っても、感じることや悔しい想いは、驚くほど変わっていない。
様々な女性たちが生きやすい世の中は、男性だって生きやすい。
働きやすいだろうし、カップリングしやすいだろうし、子どもだって産みやすいし、育てやすいんじゃないかしら?
こういう本を手に取るのって大抵女性よね?
本当は老若男女の問題のはずなのにさ。
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