vol.41【労災編】我慢発うつ病行き〜回想録のような備忘録〜「切開」と仰いましたか? 47
待ちに待った抜糸の喜びも束の間
右足は地面にどのように着けば良かったんだっけ?
どんなふうに力を入れてたんだっけ?
足を上げるときは地面を蹴るのではなかったっけ?
先生‼︎感覚が戻ってこないんですけど⁉︎
セレブ通院は相変わらず続いています
痛み•痺れも相変わらずですが出血🩸や滲出液はなく取り敢えず傷口は塞がりました
深く抉れた筋肉はそう簡単には修復しないので空洞の上に膜を1枚張ったような状況です
傷口への刺激は厳禁ですが医師👨⚕️からは右脚への荷重の許可👍は下りました
にも関わらず右脚の感覚がおかしくて
歩行の感覚が戻ってきません
どうやら身体的な状態だけではなく【メンタル】も大いに関係しているようです
【痛む】のではないか•また【出血】するのではないか•【元に戻らない】のではないか•【仕事に戻れない】のではないか•【この先どうなる】のだろうかと【不安】と【恐怖心】が尽きません
元々痛みに対しては割りと我慢強い方ですし【右脚の裂傷如きで何を心配しているの⁉︎】と今なら思えるのですが…
通院の度に【歩き方が判からない】と医師に泣きついては【筋肉が抉れているから直ぐには戻らない】【リハビリまでは労災でカバーできない】と言われていた覚えがあります
【(右脚を)洗っても良い】【浴槽に浸かっても構わない】と言われましたが怖さが先立ってしまいこの時期になっても未だ傷痕を見ることも触わることもできていませんでした
筋肉の修復は身体が持っている力に任せるしかありません
歩行可能なら自分で歩いて試してみるしかありません
痛いなら痛いなりに痺れるなら痺れるなりに不安なら不安なりにおかしな歩き方だろうとやってみないと前には進めません
脹脛が引き攣れるような嫌な違和感はありますが感覚が麻痺しているお陰か荷重しても思った程の痛みは感じません
病院内でなら何かあっても誰かがどうにかしてくれる筈‼︎
院内売店がコンビニに食堂がカフェ☕️に衣替えし歩行練習にも楽しみが加わりました
待合室のソファ🛋の立ち座りも少しはスムーズになってきました
【皮下に血が溜まっていないか穿刺して確認してみましょうか?たまにあるんですよ】と医師
先生、この際よくなることなら何でもかんでもやっちゃって下さいな
【大丈夫みたいですよ】あ〜良かったぁ
通院頻度が毎日から週1回になりました
日にち薬(vol.40参照)とはよく言ったものです
おかしな歩き方ながらも地面に右足を着く恐怖心はもうありません
力は入りませんが少しずつ体重をかけることもできるようになってきました
ところが【あら、赤い?】【熱いような気も…】恐る恐る患部を触ってみると【えっ?カチカチ‼︎】
何ですかコレは⁉︎と思う間にどんどんと痛みが増してきました
【ああ、これは中に血腫ができていますね。切開して吸い出しましょう。自然に吸収される状況ではありませんよ】
【切開】と仰いました?切るんですか?
抜糸も穿刺もしましたよね?
それなのにまた【切る】と仰るの?
ええええ、切ってもらいましたとも吸引していただきましたとも
良くなることは何でもやっちゃってと言った手前、後へは引けませんからね
また傷口ができてしまいました
この後に【更なる悲劇】が待ち受けていることをちゃりれれは未だ知らない
…ってどこかでも見たような文章なんですけどデジャビュでしょうか?
お目汚しの画像を2枚も晒してしまったことをお許し下さい
vol.42はどんな蜜の味なのでしょうか