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⭐️さよならガリガリ君 1061


ご自宅に扇風機はありますか?
何台ありますか?
話題が季節外れ?
ですよねえ。
1月にガリガリ君とお別れしました。
ガリガリ君は、我が家に4台あった扇風機のうちの1台。


4台は多すぎる?
ですよねえ。
実は少し前まで、これに加えてサーキュレーターもありました。
ハンディファンやネックファンもあるし。
エアコンはLDKに1台だけ。
夏場、ドライヤーを使うときなんかには、各人が扇風機を連れ歩くスタイル。
ちょっと重いけど。


命名理由は、羽根の色がガリガリ君ソーダ味のブルーとソックリだったから。
本当は透明か白か薄いグレーが良かったのに、廉価品はブルーしか残っていなかった。
パッケージの色というより、ガリガリ君ソーダ味そのものの色。



ガリガリ君に罪はないのだけれど、羽根の色が気に入らないもので、彼の主な担当は、人目につきにくいクローゼット。
洗濯物をクローゼットに室内干しすれば、昼夜も季節も問わず風を当てるのが彼の役目。


昨年12月だったかな?
モーターの唸り音は聞こえるものの羽根が回らなくなってしまった。
発火の危険性があるから、故障していなくても10年を超えて使わない方がいいと聞くし、仕方ないよね。
と思ったら、標準使用期間は6年ですって。
でもね、未だ6年も経っていないのよ。



「他の先輩扇風機たちが頑張ってるのに、ちょっと早すぎやしませんか?」と訊ねると、ガックリと首を項垂れてしまった。
上を向けてやっても、カクカクカクカク〜と下を向いてしまう。
いいよいいよ、反省してるんだね。


使い物にならないと言えど、ゴミ出しはタイミング。
そんなに上手く自治体の回収日はやってこない。
こんなときは、無料回収業者の出番。
不定期に5〜6の業者さんからポスティングされている。
テンプレがあるのか、内容は似たり寄ったり。



「事前連絡不要」「必ず回収」「雨天決行」と書いてあっても、一度で回収されたためしがない。
どの業者も「○○商事」「□□商店」「△△リサイクルセンター」とありふれた名称だけど、恐らく外国人がやっていらっしゃる。
「回収されてません」と電話すると、あまり滑らかではない日本語の方が出られる。


余談だけど、家電製品を処分するときは取扱説明書も一緒に処分しないとね。
中には品番だけで品名が書かれていない取説もある。
後に発掘したりすると、処分してもいいものかどうか判断に迷ってしまう。
貼付した感熱紙レシートは解読不能になってるし、まるで古文書。


今昼、由美(仮名、一人暮らしホヤホヤ長女)がまた荷物を取りに来た。
たとえ喋らなくても会えるのは嬉しい。
会えれば会えるほど、荷物の残りが少なくなっていくのが寂しい。
ガリガリ君が壊れたときも回収に出した日も、由美と過ごす時間がこれからも続いていくことに、何の疑いも持っていなかったのに。



越してきたときは5人だった家族が2人になった。
部屋数は変わってないのに、随分と広く感じる。
次にやってくる夏がどんなに猛暑でも、どうやらガリガリ君の代わりを買う必要はないみたい。


古紙回収日は明後日。
ひょっこり出てきた取説を、古新聞の束の間に潜ませる。    (3/2)

ガリガリ君、今までありがとね







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ちゃりれれ【時々ジャイアン】
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