プリザーブドフラワーアレンジを処分するタイミングとは
大阪市内でフラワーアレンジメント教室をやっているちゃっぴぃです。
高温多湿な大阪の夏、生花を飾る気になりませんよね。
そんなときでも飾れる花として人気があるのがプリザーブドフラワー。
プレゼントでいただいたり、自分で作ったりして1つは家にありませんか?
枯れない花、長く飾れる花とはいえ、どんだけ長持ちするの?
そんな疑問について書いてみます。
管理状況によって賞味期限は大きく変わる
プリザーブドフラワーの寿命は、欧米では半永久的といわれていますが、湿気の多い日本なら2年程度でしょうか。
何をもって「賞味期限切れ」とするか。
これは、価値観にも大きく影響しますが、賞味期限切れのプリザーブドフラワーとは①花がつぶれて見える、②花びらが欠けたり破れている、③花の色があせ変色している、④ホコリやカビがついている といったチェックポイントがあげられます。
あらためて飾っているプリザーブドフラワーアレンジを見てみると‥‥
「ひぇぇ~~っ💦」と、急に汚く見えてくるかもしれません。
置き場所によっても賞味期限は大きく変わる
プリザーブドフラワーアレンジをどこに飾っていますか?
観葉植物の鉢の横 NG‼
熱帯魚の水槽の横や上 NG‼
洗面所やトイレの隅っこ NG‼
ずっと日光が当たる場所 NG‼
NG連発ですいません。飾りやすいだけに、ひょいとこんなとこに置いてませんか?
プリザーブドフラワーは元は生きている花で、乾燥させて着色や特殊加工をほどこしたものです。湿気をとくに嫌います。
水気の近くや、換気の悪い場所に置くと、湿気を吸収しヨレっとなります。
ジメっとヨレっとすると、ほこりが付きやすくなり、カビが発生しやすくなります。
また、直射日光にあたりすぎると日焼け・色あせがすすみ、賞味期限が短くなってしまいます。
ケースに入れたまま飾る派 VS むき出しで飾る派
プレゼントでいただいたプリザーブドフラワーアレンジは、たいていクリアケースとよばれるPET樹脂のケースに入っています。
透明性も高く、ホコリからアレンジを守ってくれますが、このケースにほこりがつく。中身はキレイでも、きったない飾り物になりさがってしまうので注意です。
なおこのケースに入れていても、置き場所により劣化は進みます。
自分で作ったアレンジならば、ケースにいれずそのまま飾っている場合が多いですよね。
むきだしで飾るほうが、作品の雰囲気そのままに飾れるので、私はむきだし派です。
むきだしで飾るなら、よりホコリに気を使って飾る必要があります。
直接壁に飾るときに注意したいこと
壁に飾れるリースやドアスワッグはとても人気があります。
さすがにケースに入れたまま派も、むきだしで飾りますよね(笑)
飾る環境で寿命が変化するのに加えて、湿気による壁への色移りに注意が必要です。
湿気が多い環境では、色の濃いプリザーブドフラワーが壁に直接触れ続けると色移りしてしまいます。リースを取り外したあと、白い壁に丸い跡がついた!なんてことも。
私はプリザーブドフラワーのユーカリから血が(赤茶色の染料が血のように見えた)垂れていたこともあります。
キレイな状態をキープするためには、風通しのよい直射日光があまりあたらない場所に飾るようにしましょう。
賞味期限が切れたあとどうしてる?
せっかくいただいたから捨てられない~!
せっかく自分で作ったから捨てられない~!
この「せっかく」のために、家の中がどんどん淀んでいきます。
いいんですか⁈
私は思い立ったら、捨てます。
丸ごと捨てるのではなく、まだまだ飾れそうな花は抜き、器など再利用できるものも残しておきます。気分もサッパリ、空間もリフレッシュできます。
思いがつまったアレンジメントなら、キレイなうちに写真に残しておくのも良いですね。
断捨離やミニマリストに憧れるけど、可愛いものも飾りたい。
そんな気持ちのバランスを取るために、飾っているプリザーブドフラワーアレンジの定期的見直しをよろしくお願いします!
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