【読書】コンサルの時代を斬る【マネジメント神話】
1899年、ペンシルバニア州の鉄工場管理者だったフレデリック・ウィンズロー・テイラーは、労働者の作業が始まるとすぐに、ストップウォッチと鉛筆を手にした。テイラーは「労働者は一日でどれくらいの鉄を運ぶことが出来るのか」という答えを知りたかった。
テイラーの時代、仕事のやり方は現場の労働者たちに一任されており、管理者にバレないように手を抜く”組織的怠業”が常態化していた。しかしテイラーが実験し分析した結果によれば、労働者の仕事を測り、適切に管理すれば、4倍以上の量の鉄を運ぶこと