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読書道No.0001「ソウル・オブ・マネー」②第2章 インドヘー飢餓とお金の”真実”を知る旅

(1)通過儀礼・物乞いビジネスとの出会い(P.44~49)

 著者が「世界の飢餓にピリオドを打つグローバルな活動家」「資金調達を行うファンドレイザー」としてのキャリア5年目に、ガンジーの5番目の息子こと”ラームクリシュナ・バジャジ”と出会ったことによる気づきが書かれていました。
 そして、彼のもつ「盲目である能力」(P.52)についても、時として永続的な助けに必要な1つの能力であると考えました。
 それは、読み手に取っても他人ごとではない話でした。
 しばしば「想像力の欠如」などと若年層の特徴を言い表しますが、今必要なのは「無責任からの本質的な脱却」であり、1つ事が自分に関わり深い事(つまり自分事)として捉える思慮深さなのだと思いました。
 それは、正論だけを言えば、年齢問わず・全世代が直ちに取り組む必要のある課題なのだと思います。
 その辺りは、藤原ひろのぶさんの活動や著書とも大いにリンクするので、もしご興味あれば以下2つの本を読んでみてもいいかもしれないです。
 特に、可愛い地球(EARTHおじさん)が繰り広げる「笑って楽しみながら深く考える」テーマの数々。ついでに言えば、軽く読めるのに深い本です。
 この本を通じて、常識という色眼鏡を外して、ニュートラルな状態(コップに純粋な水が入っているような状態)で物事と関わるきっかけになればと思います。

 EARTHおじさん46億才


 買い物は投票なんだ


(2)貧困であることの選択(P.50~53)

 第2章では、施しを求める人つまり「物乞い」という職業に就いた人々に物やお金を差し出すことは、物乞いビジネスを成立させ「貧困のサイクル」を維持・助長するものとなっていることを述べています。
 そして「消費による選択」が生み出す”結果”を知りすぎたら身動きが取れなくなると理解を示した上で、
 ・ごくごく浅い思慮をベースとした募金や寄付などの支援をする事で、上澄みの「慈善という媚薬」に溺れるのか?
 ・ショッキングな物事から目をそらし、ご都合主義の色眼鏡をかけ続けるのか?
 ・いつまで「無責任」であろうとするのか?

 そういった強いメッセージが込められているように感じました。
 私としては「気づいた人から」「1つ(ずつ)でも」「意識的に意思表示する」、そういう一見微力な行動の積み重ねが世界の富を分け合う一歩であり、踏み出すことで見える世界に変革が起きるのだと確信しています。
 (ほぼ、藤原ひろのぶさんのお話会参加後の気づきですがwww)

(3)ハートをオープンに(P.54~63)

 マザー・テレサを訪ねた著者が出会った「無礼で傲慢な裕福な夫婦」について書かれています。彼女がその厚顔無恥な夫婦に憤りを感じざる得ないとさえ思う一方、マザー・テレサは一見明らかではない(ともすると完全に認識されない)富裕層の悪循環であることを示したそうです。
 裕福であるが故の孤独や苦しみは、貧困のそれと同じくらいに「思いやりを必要と」しているということなのでした。
 そして、「彼らに対してもハートをオープンに~(中略)~彼らを締め出してはならないのです。(以下、略)」と諭したことが書かれています。
一見矛盾するようですが、この辺りのことは読んだ気にならず、詳しいいきさつや情景は本書を読んで欲しいと思っています!( ̄▽ ̄)
 (これも読書感想文を書き、読んでもらう側の人間の責任と考えています)


(4)お金は媒体(P.64~66)

赤 波打った模様 日本 コラージュ ムードボード

 コミットメントの力をご存じの方、時に体験済実の方にとっては、常識であり当然のことかと思いますが、「コミットメント(宣言する)」=「変革が始まっている」という事なのです。そして、自分のお金にスポットにあて、魂のこもったコミットメントをするとき「お金との関係」は深遠で永続的な変容を起こすというお話でした。
 お金という媒体を通して「魂の表現」をすること、このメカニズムは論ずるよりも体験することが重要ですね。
 それは、一見大したことのない目標でも「継続することの影響力」を、そして微力であるように見える取り組みの「数の力」を、そして人生における役割とそれを果たすお楽しみの数々を知ることになると思います。

 




【気になるワード】


あとで調べてみたいと思った事柄です。もし本当に調べることが出来た時には、リンクを貼ろうと思います。(そこは気軽に、でも確実に、やりたいな~とコミットメントしてみますwww)

・ガンジス川に流れる花と松明で飾られた筏(いかだ)
  火葬のため、燃える遺骨を乗せて灰にするために、川下りをする文化
・「感謝の表現としてはじまるものは、恩恵としてずっと続いていく」
  インドで言われるその文化

他の感想

第1章の感想はコチラ▼

第3章の感想はコチラ▼(2021/8/10 23:15更新)


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ちゃんちぃ
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