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金継ぎワークショップ

二年前(2017年)になるが、金継ぎのワークショップに参加した。自分で出来るようになったら「便利だし、楽しそう!」と。前々から興味はあったので。
持ち込んだのは、祖母の所有品だった薩摩焼の色絵。小さい煎茶の茶碗が、一客だけ欠けた状態で何十年も仕舞われていた。ワークショプで金継ぎに取り組み、修復。出来栄えは悪くもないが、プロならもっと無駄なく美しく仕上げたのだろうと思ってしまう。

そして、だいぶ根気が要る作業だ。

やっとの思いで完成させ、やれやれ。と思っていたら、ほどなく同じセットの別茶碗をまた欠けさせてしまった。。。


そう、気がつけば「抹茶カフェ」で、結構な数の欠けを生産している。。。なんてこった。

要修復 その1)
薩摩の色絵茶碗(上述)

要修復 その2)
恐らくは、曾祖母の所有だった御本の茶碗。今は、真っぷたつ。
(店に持ち込むのではなかった、後悔)

要修復 その3)
父が教師になって間もない頃、窯元から購入したという高取焼。綺麗な釉薬の茶碗で、大好きだったが、内側をほんの僅かに浅く欠けさせてしまった。
父は当時独身だったから好きなことに全給料をつぎ込むことができたと、嬉しいそうに話していたっけ。
(店に持ち込むのではなかったと、本当に後悔)

要修復 その4)
自宅の和室、畳の張替え時に職人さんが落として割ったようだ。なんの報告もないまま去っていったが。野点の小さな茶碗。祖父が買っていたものらしい。。。
(抹茶カフェは無関係)

要修復 その5)
甥っ子が割った、能面。額に飾られていた、おそらくは装飾用の焼き物だ。見事に割れて分割されている。子供のやることだから仕方ない。。が、修復するには複雑そうだ。
(抹茶カフェは無関係)

要修復 その6)
父が愛用していたらしい萩焼の徳利。一輪差しにすると素敵だったので、お店で使っていたところ、いつしか水が漏るようになってきた。


金継ぎなどの修理が必要な待機組は、余るほどある。残念ながら。

金継ぎの工程は一応理解できたが、やはり大切なものはプロに修復依頼したい。


令和元年五月二十四日(2019.05.24)

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naba@matcha
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