ゾエゾン版 社会科教育に使えるデータベースとサイト
はじめに。
今回のデータベース作成にあたり、Tomoko Nakasakiさんの記事を参考にしました。
本稿では社会の授業づくりに特化したものをつくっていこうと思っています。先の記事と重複するものがあると思います。
シンキングツール
〇マインドマップ
無料版でつくれるマップは3枚まで。機能面での制限もありますが、個人でのライトな利用であれば無料でも問題なく利用できると思います。一番使い勝手が良かったです。
社会科全体
〇お上のいうことには逆らえない?!文部科学省設置の各種審議会。
〇中学校の社会科の授業づくり
会ったことはないけれど、私のネット上での先輩。いつもお世話になっております。
〇イラストで学ぶ楽しい日本史
同じく会ったことはないけれど,ネット上の先輩。イラストがわかりやすく面白い。
〇NHKの優良コンテンツ
みんなNHKの悪口ばかり。その気持ちわからんでもない。けどな、NHKがあるから社会の授業がおもしろくできるんだ。
〇授業に役立つ学校図書館活用データベース
調べ学習をパソコンじゃなくて書籍でやってみたいと考え,こちらを掲載。
地理の授業
〇Dollar Street(ダラーストリート)
世界中の人の生活をのぞくことができる。収入、住んでいる地域などで絞り込むことが可能。トイレや洗面台、キッチン、ベッドなどの写真が掲載されている。現在は動画も掲載されていて、より世界中の人々の暮らしをリアルで知ることができる。
このダラーストリートを使い、アフリカの授業をしてみました。
生徒とともに、ソマリアに住むアイドルさん一家の暮らしをのぞいてみました。
〇世界の国旗
世界の国旗、あつめましたー
ヨーロッパ州
〇グーグル・パブリックデータエクスプローラ
グーグルが提供しているデータベース。英語のデータは豊富だが,日本語データが全然少ないのが難点。これからに期待しよう。
授業では,西ヨーロッパと東ヨーロッパの経済格差について,最低賃金を比較してみました。生徒たちは選んだ国の差について視覚的に理解でき他と思います。折れ線グラフだけではなく,さまざまな図に変換できますので,ぜひいじってみてください。
南アメリカ州
宮城県仙台市生まれの写真家。ブラジル・リオデジャネイロのスラム街に居住し,スラムの写真を撮り続けた。南米の都市環境に関する授業で使用した。
オセアニア州
〇オーストラリア政府観光局
日本地理
日本周辺の海流
三陸沖の海水面の衛星画像が毎日更新されます。黒潮と親潮の潮境についてわかりやすい資料となると思います。
東北地方
〇記憶の街アーカイブ
東日本大震災発生から人々の動きと気持ちの発露をマッピングしたもの
歴史の授業
歴史の授業全般
〇国立国会図書館デジタルコレクション
各種学会
〇歴史教育者協議会
〇歴史学研究会
〇日本史研究会
〇
〇軍事史学会
〇東京歴史科学研究会
〇総合女性史学会
原始
科博のデータベース「人類部」をのぞけば、教科書にあまり載っていない人骨を見ることができるぞ。
古代
木簡庫
木簡は語る。木簡は古代人の生活の一端を教えてくれる。もっと木簡の面白さをしってほしいという思いをかなえてくれるのが、このデータベース。奈良文化財研究所が公開している「木簡データベース」は、木簡登録件数53085点(これは出土数の約15%)をほこる。
6人1組の班をつくり、「調」として都に送られた食品と私の出身地岩手県の地名について調査する授業をしてみました。教科書をより深める授業が展開できたと思います。
中世
〇吾妻鏡
鎌倉幕府の半公式歴史書『吾妻鏡』の翻訳サイト。
壇ノ浦の戦いをぜひ史料からたどってみては?
〇九州大学付属図書館「蒙古襲来絵巻」
竹崎季長に焦点を当てるだけじゃなく,それ以外にはどんなことが描かれているのかを自分の目で確かめれば,少し違った授業ができるかも。
近世
近代
〇アジア歴史資料センター
・いわずとしれたアジ歴。村山富市はこれを推進したという点だけで勲章をもらえる。
〇外務省外交史料館 所蔵史料検索システム
〇明治150年記念 デジタルアーカイブ
〇日本外交文書デジタルコレクション
〇戦争社会学研究会
わたくしごとだが,この学会に興味があって追っかけている。
〇「女性・戦争・人権」学会
〇全抑協ーー全国強制抑留者協会
公民の授業
公民の授業全体
〇国会議事録検索システム
〇日本全国の新聞の社説を閲覧・比較できるサイト
〇日本社会学会文献データベース
〇総務省統計局
資料を読み解き,思考する力を身につけるために,統計はかかせない。
人権と政治
〇ハンセン病問題授業実践アーカイブ
ハンセン病に関する授業をまとめている。参考になると思う。
授業だけではなく,新聞雑誌記事の検索データベースなど,さまざまな資料がアーカイブとして整理されている。
国際協調
〇日本平和学会
哲学・思想
哲学ガイドブログ
読まずに死ねない哲学名著50冊の著者が,有名な哲学者について,「哲学早わかり」,「詳細解読」の2段階で解説しています。わかりやすいだけではなく,哲学へ招待されていくように,次の記事,次の記事へと足を運びたくなる。
画像引用