旅のはじまり 始発の新幹線で大船軒のサンドウィッチを
ー意外にも全く地味じゃなかったー
年末に、4泊5日で瀬戸内海旅行に行ってきた。
「瀬戸内海旅行」
私はこのフレーズが自分で気に入っていた。
しかし、使い所がない。
職場にて・・・
先輩「年末年始何するの?」
私「旅行に行きます」
先輩「どこに行くの?」
私「(うーん、正確にいうと広島、愛媛、香川、岡山を巡るんだけど、一つ一つ言うのもめんどいし、かと言って「瀬戸内海旅行です」って言うのも、「エーゲ海クルーズ」とかとは訳が違うし)•••えっと、香川です。」
というラリーを何度か繰り返していた。
しかしある時は、
先輩「えー!香川?!私も年末行くよお〜!いついつ?・・・えー!被ってる!」
私「あ、でも私その日は香川じゃなくて、広島にいるんです!」
先輩「えっ、どういうこと?」
私「あ、実は広島、愛媛、香川、岡山をまわる予定で・・・」
と、結局一部始終を話さなくちゃいけなくなった場面もあった。
そんな仕事も無事に納めていざ大好きな瀬戸内へ。
久しぶりのロングトリップに胸をときめかせた私たちは、始発の新幹線で広島に向かうことにした。
こりゃ朝ごはんは新幹線で食べるしかないよね。
新幹線で食べるとなったらやっぱ駅弁しかない。
ということで、東京駅構内の駅弁屋さんを目指す。
そこにあったのは人だかりとそれ以上に多い駅弁の山々。
正直、早朝だからあんまりまだ商品も揃っていないのでは、となめていた。
すごい。。さすが東京駅。
そこで密かに憧れていた朝ごはん向けの「駅弁」を見つけ、迷わず購入。
乗車開始と同時に車内に乗り込み、後ろの人が来る前にリクライニングを倒し、発車10分前には弁当を開ける。
そうそうこれこれ。大船軒のサンドウィッチ。
以前イナダシュンスケさんのTwitterで見て以来気になっていたもの。
おいしそうだな〜と思いつつ、地味そうでなかなか気が乗らなかったもの。
「でもここで食べなきゃいつ食べるんだ?」
と自分を奮い立たせて買ってきた。
箱を開けると、大きなサンドウィッチがぎっしりと。
意外と地味じゃなかった。大きいし、「鎌倉ハム」って書いてあったハムが目立つし。
ハムサンド4切れとチーズサンド2切れ。
にしても4対2って。何で3対3にしなかったんだろう。
しかも普通どっちかというと、良いものの方が数少なくない?
助六弁当のいなり寿司とかっぱ巻きしかり、酢豚に入っている豚肉しかり。
となると、実は主役はチーズサンドの方だったりして?
チーズ「ハム相手なら半分の人数でも勝てますわい。」
みたいな少数精鋭パターン?
いや、でもハムの方が見るからに強そうなんだけど、、。
・・・
ハムサンドから食べる。
分厚いハムにマヨネーズがおいしい。
朝から食べるこのがっつり感が嬉しい。
チーズサンドにはマーガリンが塗られている。
それも結構しっかりと。
油好きには嬉しい。
けど普通にハムの勝ちかな。
コンビニとかの薄いハムが重ねられてるハムサンドも好きだけど、こういう分厚めのハムがどっしり入っているのもいい。
しかもこのハム、なんか瑞々しさがあっておいしい。
連れにはハムサンドを1切れあげた。
代わりに柿の葉寿司を2つもらう。(鯖とサーモン)
若干の非等価交換感。ありがたい。
あ〜朝から幸せ!
と思っていたら車内で何だかいい匂いがしてきた。
香ばしい感じの。
何だろうと思って周りを見回したら、見回すまでもなく横の席の女の子たちが楽しそうにマックをほおばっていた。
いや絶対これじゃん!
朝の新幹線で食べる朝マック、いいな。今度やろう。
旅のはじまりは外で朝ごはんを食べるところから始めたい。
それだけでもう立派な非日常のはじまりなのだ。
・・・
そんなこんなで始まった瀬戸内海旅行。最初から最後まで最高だったので、シリーズものにして全てnoteにまとめていこうと思います。
次回は広島で食べた穴子ランチ編。
・・・
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