涙が出るとき
カウンセリングで、
「私は、他人がいい人だと思いやすい。」
って話をしたときに涙がとまらなくなった。
話している最中に思い返したのは、
過去の性被害の相手についてだった。
涙がとまらなくなったとき、
悲しい
つらい
怖い
憎い
なんて、
感情が湧いて涙が出たわけではなかった。
なんで涙が流れるのか、
自分でも理由がいまいち分からなかった。
ただただ涙がとまらなかった。
話すまでは泣きそうにもならなかったのに、
いざ話すと涙がとまらなくなる。
なんだかよく分からない状態。
私には、
性被害当時のとくに感情的な記憶が
よく思い出せない。
『脳がこころを守ろうとしているのかもしれません。』
カウンセラーの先生に言われた。
カウンセリングで涙が出たのも、
身体は出来事を記憶していて
涙を流すという反応を示した。
ただ、脳がこころを守るために
感情が分からなくなっているのかもしれない。
このよく分からない状態がとても気持ち悪い。
いつか感情が爆発しそうで怖い。
けど今は、
性被害に関するもやもやについて
解決は急がないようにしたい。
解決を急ごうとすると、
迷路に迷ったようになる。
どうしたらいいか分からない
焦りが余計に状態を悪化させる。
解決方法が分からないし
感情が分からない状態で
無理に掘り起こすのも危険が伴うだろうし
時間が必要なところもきっとある。
それがいいのかは分からない
このまま行く先に、
性被害に囚われない自分があるのか
分からない
分からないなあ
分かんない
わかんない
自分のなかのイメージの話ですが
恋人だった彼とのこととかは
自分のなかでも整理がついてきて
朝靄のなかって感じがする。
けれど性被害については
足元半径20センチだけ見える闇の中って感じ
何言ってんだか分かりません