苦手なお友だちとの付き合い方〜悩む子どもに親ができること〜
子ども同士の人間関係って、大人が思っているよりずっと複雑ですよね。
子どもから「○○くんが苦手…」「○○ちゃんと一緒にいると疲れる」と聞いたとき、どう声をかけたらいいのか悩むママも多いのではないでしょうか。
私自身、2児子育て中で日々、どのように子どもの友だち関係に付き合っていけばよいか、模索しています。
苦手な友だちがいるのは当たり前のこと。
大人でもそうですよね。
それを無理に「仲良くしなさい」と押し付ける必要はないな、と思い、子どもにも伝えています。
今回は、苦手な友だちとの付き合い方を、どう子どもに伝えればいいのか、一緒に考えて行けたらと思います。
「苦手でもいいんだよ」と伝える
まず「苦手な人がいるのは普通のこと」と子どもに伝えました。
私たち大人だって、気が合う人もいれば、ちょっと距離を置きたくなる人もいますよね。
それと同じで、すべての人と仲良くなる必要はないのだと教えてあげるようにしています。
例えばこんな風に。
「みんなと仲良くするのは難しいよね。苦手だなって思う人がいても大丈夫だよ。」
「でも、どうしたら少しだけうまく付き合えるかな?一緒に考えてみようか。」
「苦手でもいい」と言ってもらえるだけで、子どもは安心して次のステップに進めるかも。
距離をとりながら、必要なときに関わる方法を教える
苦手な相手と無理して一緒にいる必要はないよ、ということ。
だからといって、完全に避けるわけにもいかない場面もありますよね。
そんなときの「ほどよい付き合い方」を子どもと考えています。
例えば
必要最低限のやりとりに留める
困ったときは先生や周りの友だちに相談する
共通の友だちと一緒にいることで緊張を和らげる
「距離を取る=悪いこと」ではないことを教える。
「必要なときだけ少し頑張る」スキルを身につけられるようサポートしていけたらと思います。
「相手を変えようとしなくていいよ」と伝える
苦手な友だちに対して、どうしても「こうしてほしい」「こういう性格になってほしい」と思うこともあります。
でも、人を変えるのは難しいものですよね。
その代わり、「相手を変えるより、自分の行動や気持ちを少し変えてみると楽になるよ」と伝えるのもよいかもしれません。
「あの子がこうだから私はこうしよう」
「ちょっとだけ違う視点で見てみよう」
例えば、苦手だった相手の意外な一面を見つけられたり、自分自身が大人になった気分になれたりすることもあるかもしれません。
ママの経験をシェアする
子どもは、ママがどんな風に人間関係を乗り越えてきたか知りたがることがあります。
例えば、こんな話をしてみました。
「ママも昔、苦手な人がいてね。でも、少しずつ距離を取りながら大人になっていったよ。」
「その人とどう付き合うかを考えたことで、他の友だちとの関係もうまくいくようになったんだよ。」
子どもに「ママも同じ経験をしたんだ」と思ってもらえると、それだけで心が軽くなるようです。
まとめ:苦手な相手も成長のきっかけに
苦手な友だちとの付き合い方は、子どもがこれから社会で生きていく上でとても重要なスキルになります。
だからこそ、「全部うまくやらなくていいよ」「ちょっとずつでいいんだよ」と声をかけながら、子ども自身がその関係性を乗り越える力を育てていけるよう見守れるといいですよね。
私も子どもと一緒に、人間関係の難しさや楽しさを学んでいる最中です。
悩むことも多いですが、少しずつ、親子で成長していきたいですね。
苦手な相手も成長のきっかけと捉えて、一緒に頑張りましょう!