ひとり親の子育ては何かが足りない?!満たす方法はこれ

父性と母性 について –
シングルマザーでも子どもはしっかり育つ!ことを伝えたくて、専門家の意見を交えて考えてみました。

私は離婚して約6年となりました。
2児を抱えて家を出る前や生活が落ち着くまで、
とてつもない、重圧を感じて
沢山泣きました。

でも、前を向いていくしかなかった。
だからこそ、この経験をいつか誰かに
伝えることで、私の時よりも楽に乗り越えてほしい。
その為に、踏ん張ってきました。

シングルマザーとして子どもを育てる中で、
私自身が悩んだのは「父性と母性のバランスをどう取るか」ということでした。
「父親の役割がいないと子どもに影響が出るのでは?」という不安を抱えたこともありました。

でも、育児について学び、専門家の意見を参考にする中でわかったのは、「一人で完璧な親になろうとしなくてもいい」ということでした。

今回は、私の経験とともに、専門家の意見を交えながら「シングルマザーでも大丈夫」と感じた理由をお伝えします。


父性と母性の役割は絶対的なものではない

心理学者の河合隼雄氏は、「父性」と「母性」について、子どもの成長に欠かせない役割として次のように述べています。

母性: 子どもを無条件に受け入れる力。安心感や愛情を与える。

父性: 社会のルールや規律を教え、挑戦する力を引き出す。

この説明を聞くと、シングルマザーとして父性の役割をどう補うかに焦点が当たりがちです。
しかし、河合氏は「これらの役割は性別で固定されるものではない」とも述べていました。
つまり、母親でも子どもにルールを教えたり、挑戦を応援したりすることで、父性的な役割を果たすことができるのです。


シングルマザーが意識したいこと

シングルマザーであっても、父性・母性のバランスを取ることは可能です。
実際に私が取り組んでいることを、専門家のアドバイスも交えながら紹介します。


規律やルールを教える(父性的役割)

子どもは安心して成長するために、ルールが必要です。
心理学者のアドラーが提唱する「目的論」では、規律は子どもの成長に不可欠なものとされています。

私の場合、日常生活の中で「お手伝いをするときは最後までやり遂げる」といったルールを決め、子どもが守れるよう一貫性を持って対応しました。「なぜこのルールが大事なのか」を説明すると、子ども自身も納得しやすくなります。


無条件の愛情を伝える(母性的役割)

子どもがどんなに失敗しても、「大丈夫だよ、ママはあなたの味方だよ」と伝えることを大切にしています。
発達心理学の第一人者であるエリクソンも、愛情を感じることが子どもの「自己肯定感」を育むと指摘しています。

私は毎晩、寝る前に「今日も大好きだよ」と言葉にする習慣を作りました。これだけで子どもの表情が明るくなり、自信を持って挑戦する姿が見られるようになりました。


他者の力を借りる

シングルマザーにとって、一人で全てを担おうとするのは大変です。家族や友人、学校の先生、地域の人々など、子どもにとって信頼できる大人との関わりを積極的に作ることで、父性的な役割を補完できます。

教育学者のピーター・グレイ氏は、子どもが多様な大人と触れ合うことで、柔軟な価値観や考え方を学べると述べています。
私自身も祖父母や叔父・叔母の力を借りることで、子どもが異なる視点を学び、豊かな人間関係を築けるようサポートしています。

習い事を選ぶ時にも、子どもが安心できる大人と
関わることができるように考えて選んできました。


専門家が語る「完璧を求めない育児」

心理学者のドナルド・ウィニコットが提唱する「ほどよい母親(Good Enough Mother)」という概念があります。これは、「親は完璧である必要はなく、十分に愛情を注ぎ、子どもが安心できる環境を提供すればよい」という考え方です。

この考え方に出会ったとき、私は肩の力が抜けました。
仕事と育児を両立しようと頑張りすぎる日々の中で、「全部を完璧にこなす必要はないんだ」と思えたことが、自分自身の心のケアにもつながりました。


私が気づいたこと

父性も母性も、最終的には「子どもが安心して成長できる環境を提供すること」が目標なんですよね。
そして、その形は家庭によって異なります。
シングルマザーだからといって「何かが欠けている」と思わないで大丈夫。

愛情深く子どもに寄り添い、周囲の助けを借りながら育てていくことで、子どもはしっかり成長していきます。

もし同じように悩んでいる方がいたら、ぜひ「完璧を求めなくていい」ということを心に留めてください。

そして、専門家や周囲のサポートを上手に活用しながら、一緒に子どもたちの笑顔を守っていきましょう!

まとめ –
シングルマザーでも「父性」と「母性」を補える!

シングルマザーとして育児をしていると、「父性と母性のバランスは取れているだろうか?」と不安になることがあります。
でも
各分野の専門家の意見や私の実体験から言えるのは、父性や母性は性別で固定されるものではなく、親としての姿勢や子どもへの接し方で補えるものだということです。


ポイントを振り返ると…

父性的な役割を意識する 


規律やルールを教え、挑戦を応援することを日常に取り入れる。

無条件の愛情を伝える


子どもが安心して自分らしくいられるように、愛情をしっかり言葉や行動で示す。

一人で頑張りすぎない


周囲の信頼できる人や専門家の力を借りることで、さまざまな視点や価値観を子どもに与える。

完璧を求めない


親自身が無理をせず、心の余裕を持つことが子どものためにもなる。


最後に…

シングルマザーでも、子どもに必要な愛情とサポートをしっかり提供することは可能です。
大切なのは、家庭の形にとらわれず、「今の自分にできること」を積み重ねていくこと。子どもにとっては、親が自分を愛し、支えてくれるという実感こそが最も重要です。

あなたの愛情と努力は、きっと子どもの心に届いています。無理をせず、自分自身を大切にしながら、一緒に子どもの未来を育んでいきましょう。

シングルマザー向けに書きましたが、これはプレシングルマザーやシングルファザー向けにも役立てられることだと思います。そして、単身赴任のご家庭にも。

ぜひ、シェアしてご活用ください✨

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