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大シルクロード展
はじめに
京都文化博物館で2月2日まで開催の大シルクロード展に行ってまいりました!結論として、本当に楽しかったのであと1か月もないですが、迷っている人はぜひ行ってください!!今回は大満足の内容をちょっとご紹介のnoteです。
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東洋と西洋を結ぶシルクロードは、ユーラシア大陸を横断する重要な交易路です。
古来、多くの人や物資が往来し、その要衝には多彩な文化が花開きました。本展では、中国の洛陽、西安、蘭州、敦煌、新疆地域などで発見されたシルクロードの遺宝を紹介します。
日本初公開を含む約200点の作品を通して、その悠久の歴史をお楽しみください。
上記展示の概要です。200点近い作品数、ボリューム感もあり、とはいえ胃もたれもせずでちょうどいい展示数かなと思いました。
3階・4階(4階から下る順路)の2フロアで大きく3つの章に分かれています。第1章、第2章が4階にあり1時間弱、第3章が3階の展示で30分弱と1時間半かからないくらいの時間での鑑賞となりました。
1月5日の日曜日に訪れましたが、すごく混雑しているわけでもなく、十分に展示品を間近で見られますし、ちょっと人多いなと思ったら5分ほど休憩していれば人も落ち着くといった混み具合です。
展示品
ここからは感動したものの紹介(順不同)です。
世界史については疎く、中国の歴史も記憶の片隅に程度だったのですが、それでもかなり楽しめました!!
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今回の展示ではシルクロード中から美術品・芸術品その他が集まっています。こちらは2000年以上前に作られた作品。手で持っている部分が折れているけど、何があったのか、何のためのものだったのか想像しながらワクワクしていました。説明文もわかりやすかったです。
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おそらく目玉の一つ、瑪瑙象嵌杯。埋め込まれた瑪瑙のきれいさはもちろん、持ち手の虎?の装飾がきれいで素敵でした。こちらも1500年くらい前に作られたのに、こんなにきれいに現代まで残っているのかと感心しました。
もう最初の方の展示から興奮しっぱなしで、ロマンあふれる展覧会なんです。これは。
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そしてこれらの金装飾!どれも小指の爪くらいの小ささなのですが、すごく精巧な装飾が施されており、当時の技術者のレベルの高さに愕然としました。そしてこれらも金なので、現代まですごくきれいに残っているというのが素敵です。これら以外にも、貨幣含め素敵な金の装飾類の展示があったので是非見てほしいです。
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こちらはラクダの像ですが、しなやかで躍動感のある造形が素晴らしかったです!
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こちらの小鉢は白居易が使っていたものだそう。あの白居易、教科書にも出てきて日本古典にも多大な影響を与えた白居易が使っていた!?時を超えての出会いに感動しました。とてもかわいい器です。
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シルクロードと言えば仏教です。これは半身がないですが、高い位置に作られた仏像だったのかなあと想像しながら観ていました。日本の仏像も下から見上げる形だから顔がかなり大きく作られていると聞きます。
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そしてこれはスタイル良すぎでうらやましいです。体型についてとか、やはり昔から理想というものはあって、こうやって芸術にするのは変わらないんだなと思いました。私が歴史や古典が好きなのも、1000年前と今の私の悩みが実は同質だったりするからなんですよね。
おわりに
今回、2000年を超えて、そしてシルクロードを超えて日本にやってきたたくさんの展示物を見て、古代へのロマンや人間の技術を心から感じました。
細かいところをもっと見たい!となりましたし、あと3週間もないのですが絶対に損はしないと思うのでぜひ!しいて言えば魅力的なグッズがあまりなかったかな、、、くらいです。ここでは紹介しませんでしたが、絵画や文書の展示もありますので、いろいろな楽しみ方ができると思います。
また、個人的に行ったことある美術館・博物館はどのくらいの時間がかかるかなんとなくイメージが湧きますが、所要時間がわからないから後回しにしちゃうときとか、行くのやめてしまう時とかありますし、混雑度も行ってみないとわからなくて腰が重くなることがあります。どれくらい見るのに時間かかった!とか、意外と空いていた!とかこのnoteでお伝えできればなとも思っています!