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入園準備の楽しい思い出 ―母乳からミルクへの切り替え―
おっぱいというものは、本当によく出来たもので、日々の授乳のリズムに合わせてその時間になると乳を用意します。
はじめての子が9ヶ月になる頃、離乳食も順調に進んで朝昼晩食べていましたがいましたが、母乳も午前10時、午後3時、寝る前の3回飲んでいました。子どもがぐっすり眠っている夜中は出ないのに、時間になるとおっぱいが張ってきて、ちゃんと乳が出るから本当に不思議です。
まだ、入園は決まっていませんでしたが、子どもが11ヶ月になったら直ぐに保育園に預けて慣らし保育をして、1歳の誕生日に育休から復職するつもりでした。それで、9ヶ月になってすぐに母乳からミルクに切り替え始めました。
必ずしも切り替えなくてもいいのですが、母乳を分泌するのは体力を消耗するので、復職するときは、母乳はやめておきたかったのです。
もう10年以上も前の昔話なのですが、母乳からミルクへの切り替えが今でも楽しい思い出として記憶に残っているので、振り返ってみたいと思います。
母乳をやめる時は、徐々に回数を減らした方がおっぱいへの負荷が少ないと、母乳外来で助産師さんが教えてくれました。それで、まずは午前10時の母乳をミルクに変えてみることにしました。
9ヶ月なので、哺乳瓶というのも今更だよなー、でもコップはまだ早いかなーと思ったので、マグマグのストローで挑戦しました。
マグマグというのは、これです↓↓↓
9ヶ月の赤ちゃんにストローの仕組みを理解させるのって難しいです。理解じゃなくて、体感させるしかないですね。ミルクをボトルに溢れるくらい入れました。そうすると、ミルクが毛細管現象でストローの中を自然に少しだけ上がってきます。ストローをくわえさせると、上がってきたミルクが何かの拍子に口に入りました。
子どもがびっくりして目を見開き、どうやらミルクが気にいったようで、どうにかしてミルクを口に入れようとストローをくわえました。そしてまた何かの拍子にミルクが口に入る。そんな経験を繰り返し、ストローを吸うことを覚えました。3日目には3分以内に200ml飲みきるようになり、1週間くらいでタイムを1分ほどに縮めました。衝撃的でしたよ。母乳のときは、1回の授乳で20分近くかかっていましたもん。ミルクを作ったりマグマグを洗うのはちょっと面倒だったけど、それでもミルクに変えることでかなりの時短になりました。ちなみに、この子、12歳になった今でも学校の個人懇談で「給食の食品ロス低減にたいへん貢献してくれています」と褒められるくらい食欲旺盛です。
10時の授乳をミルクに切り替えたばかりの頃は、10時頃になるとおっぱいがパンパンに張って大変でした。はじめは手で少し搾って抜いていました。1週間もすると、おっぱいも学習し、10時の張りは弱くなっていきました。本当に賢い!
10時の授乳をミルクに変えてから約2週間後、次に3時の授乳をミルクに変えました。10時同様にうまくいきました。
最後に残ったのは寝る前の母乳。私は、寝る前の母乳だけはもしかしたら、これまでのようには上手くいかないかもしれないと思っていました。というのも、子どもが母乳を飲みながらうとうとして、そのまま眠ることが多かったからです。入眠儀式というか、母乳が精神安定剤的な役割を果たしているのではないかと思っていました。
3時の授乳をミルクに切り替えて10日程経ち、その日は突然訪れました。いつものように寝る前の母乳をあげ始めたのですが・・・。娘は秒で乳首をぺっと口から出し、以後、母乳を求めることはありませんでした。分泌が減って不味かったのでしょうね。おっぱいというものは、本当に不思議です。わたしの心配をよそに、娘は、呆気なく私のおっぱいから卒業しました。そして、母乳を飲まなくても、夜泣きもせず、ぐっすり眠りました。頼もしい寝顔でした。
それでは、また。
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