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カンテラ。
2022年4月22日 09:17
雨の湿気でバサバサに広がりクリンクリンにとっ散らかった髪の私を見て、職場の若い女の子が哀れみを持った目で「お疲れ様でーす」と挨拶をする。彼女の髪は潤いに満ちたつるんつるん。綺麗だな、と単純に思う。かつての私もそうでした、若い私の髪はたっぷりの水分を保ちまた、手入れも行き届きいつだって艶ピカでしたと心の中で報告をする。段々と、まあまあの速度で、こういう老いゆえの変化に抗わなくなって来ている。
2022年4月20日 09:23
ひっそりと詩集を出版した。もうそれだけでいいのかも。十代の頃から詩のようなものを書くという事は、人前に出るという事目立つという事を死ぬほど恐れていた私には何かのリハビリのようでそれでいて充実した時間でもあり。書くと少しは変わるのです、何かが。52歳になった今でもそれは大して変わらず。慣れていってるだけの事で。そんな人は実は多いんじゃないんだろうか。若い頃はなんで自分はこんなだろう絶
2022年4月4日 08:54
桜を見に出掛けた。出掛ける前に「帰ったら髪を切ってね」と夫に頼むと「桜の下で切るかい?」と言うものだからなんだよ素敵と思いながら「いいえ、お部屋で切ります」と答える。桜を見て、途中で買ったパンや弁当などを食べながら「この弁当だったらあっちの弁当屋のがいいよね安くてボリュームがあって美味しい」だの「この大福は柔らか過ぎてまるで淡雪食ってるみたいだ」だの「この苺と桜のピンクのパンは最近