【節約生活#476】損失回避性と節約
趣味で節約生活をはじめてみた。
健康的で文化的な生活をしながら節約をするというルールで挑戦している。
損をとるか得をとるか
お金に不安があるとき、節約をするか収入を増やすか我慢するかの選択肢をとることになる。
お金の勉強をしようと本やインターネットを調べていくと、たいていは節約か収入を増やす系にいきあたる。我慢しようというのはごくごく少数である。
個人的には収入を増やす気があまりない。だから、節約をしているのかと考えていた。ところが、本能のような感覚で節約を選んでいたことに気づいたので、少しまとめてみる。
収入をいくらまで減らしよいかを計算する
あまり働きたくない。理由はいろいろあるけれども、現在のところの心境である。
そこで朝から収入をいくらまで減らしてよいかといくつか計算していた。
生きていく最低限の金額を割り出したりしてみた。ところが、あまり心理的にはしっくりとこなかった。なんだか収入を減らすということに抵抗感がある。
お金に以前ほど大きな価値を見出していなかったので少し驚いた。単純に減ることが嫌なのだ。
そこで思い出した言葉が、「損失回避性」である。
何年か前から行動経済学が流行っていたけれども、その領域の用語のひとつである。損は得よりも大きく感じてしまう性質のことである。
もしかしたら、自分は損失回避性が強いのかもしれない。そんなことを感じた。
よくよく考えてみれば、損に目を向けるのは節約につながりやすい。副業などをして収入を増やそうというのは魅力的にみえるけれども、個人的にはそこまで興味をそそられない。
はじめになんとなく節約に挑戦しようと思ったのも、自身の損を嫌がる気持ちからきているのかもしれない。
損を嫌がるのを抑える
損失を回避する性格も節約のことを考えれば悪くはない気もする。
ただ、そろそろ仕事を減らしていこう・・・などと考えるときには邪魔になる。
頭で考えれば、仕事を減らすことは、より自分のための時間をとったり、よりよい環境に調整するなど、人生的にはプラスになる選択とも考えられる。
ところがお金だけを考えてしまうと、どうしても嫌な気持ちになって、一歩が踏み出せない。転職などでも現状維持でいたいというバイアスに引っ張られるひとが多いと指摘されている。
心身の健康を大事にするためには、自分の性格や本能のようなものを一旦抑える必要がある。
現在、どうやって自分の気持ちを説得しようかと思案している。
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