【節約生活#744】バランスのための方法
趣味で節約生活をはじめてみた。
肉体的、精神的、社会的な健康を目指しながら節約をするというルールで挑戦中。
(2024,6.15更新 それまでは「健康で文化的な生活をしながら節約をする」というルール)
4つの視点
世の中はいろいろな人がいて面白いのだと主張する人がいるけれども、実際はいろいろな人がいてめんどくさいことが多い。
悩みについての調査でもたいてい人間関係が選択肢にある。普遍的な悩みだろう。
あるとき、ネガティブな独り言が癖の人を避けていたことがある。ネガティブな視点が感染する感じがしたためである。独り言というよりも、周りにきかせていたのかもしれない。たいへんなこと、できないこと、失敗したこと、一日に何度も聞かされると非常に苦痛であった。
視点の感染だけでなく、負の感情も共有してしまっていたのかもしれない。
どこに重点的に視点をおくかは、いろいろな人がいる。
例に上げた、できないことや失敗したこと視点の人がいる。
他にもできること視点の人もいる。やはり身近にいたけれども、よくも自分のできることを列挙できるなと思うくらいに話せる人がいる。セルフでマウントをとっているようで、精神的には良さそうであった。自分では、自分の良いところを見つけることがなかなかできず、そういう視点が持ちにくかった。
考えてみると、他にもしたいこと視点の人や、しなくてはいけないこと視点の人がいる。
整理してみると、ポジティブ側はできること視点、したいこと視点。ネガティブ側はできないこと視点、しなくてはいけないこと視点である。
この視点は節約でもあてはまる。
節約の整理
4つの視点を節約で整理をしてみる。
ポジティブ側
・できること視点
節約方法や能力はさまざまである。節約ができているかどうかは難易度や継続力でも計測できる。あとは貯金額。
そういう意味では、節約情報発信者はたいてい、難易度の高い節約や継続期間の報告がある。加えて、いくら貯金できたとも述べたりする。
これはできること視点で、自分に対する自信にもなる。
・したいこと視点
思いつきであれがしたい、これがしたいということがある。
仕事が忙しく単調な生活をしていたころは、思いつきもしなかった。現在は節約方法でもちょっとしたアイディアを思いつくことがある。もちろん、試せるものもあれば試さないままでいるものもある。
そもそも計画倒れという言葉があるように、計画しただけで満足してしまうことがある。思いつくだけでも満足感は実は得られてしまう。もちろん、やらないなら失敗だという視点をとることができるかもしれない。ただ、したいこと視点がないと自分から始められない。
ネガティブ側
・できないこと視点
節約になぜ取り組めないのかに目が向くことがある。また、失敗にばかり目が向く人もいる。
節約のモチベーションが保てないという人は多いけれども、たいていできないこと視点のせいだと考えている。
ただ、ネガティブとしたけれども、できないことに一切目が向かないと、修正したり改善したりすることができない。
・しなくてはいけないこと視点
現代社会の縮図のようであるけれども、あれもこれも手を出してしまって、ひとつひとつがおろそかになってしまうことはよくある。
また、何にお金を使ったかを細かく分類していたりすると、毎日そればかりに目がいってしまって、全体像を見ることができなくなってしまう。
しなくてはいけないこと視点で節約をしていると、精神的に節約に追われている感覚で過ごすことになる。
そして、いずれは破綻をする。
バランス
できないこと視点で少し触れたけれども、それぞれの視点は良い面もあれば悪い面もある。どの視点もバランスよくもたないとうまく節約は難しい。
ただ、人間は複数の視点を同時に持つことができない。ひとつの視点で考えていると他の視点は排除される。視点を状況に応じて切り替えていけるように練習することも節約の基本能力なのかもしれない。
視点を固定化させないための対策
どうしたらよいのかを、しばらく考えていた。対策のひとつとしてはメタ思考をとりいれることがあげられる。
メタ思考を取り入れる方法は、自分の視点を意識することである。
はじめに例をあげたできないことをひたすら口にする人は、知らず知らずのうちに、できないこと視点になっているのだろう。人生のほとんどの時間をできないことに目を向け続けるのは傍から見れば拷問のようにも見える。
逃れるためには、自分の視点を意識することである。
どういう視点でものを見ているかを言葉にすると、視点を切り替えることができる。
そのためには、アラームや視点を変えたメモを利用することができる。
今までの自分を振り返ってみると、どちらかというとしたいことに目を向ける時間が長い気がする。それはそれで継続がしやすいのだろう。そろそろ節約生活も3年目が終わる。
ただ、さらに節約の精度をあげていくために、視点の切り替えを意識して試してみたい。
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