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Photo by
yuruyuura
「人と会うこと」非正規公務員を飛び出した54歳の冒険#36
コロナ禍になって、人に会わなくなった。
友達にも数えるほどしか会っていない。
会うときは命がけ。
合唱サークルも休会している。
10年来のライフワークだったのに。
ご飯を食べたり、お茶を飲んだり。
一人でも誰かとも、しなくなった。
ひたすらテイクアウトのみ。
感染したくなかったからだ。
2023年の5月に新型コロナウイルス感染症が、5類の位置づけになった。
それを目前に、20年近く続けた仕事を辞めた。
自分の健康を守る最低限の砦がなくなったから。
ただ世界は待ってはくれない。
大きく動き出したのだ。
もう守ってくれる制度はない。
自助でガンバれと、解き放たれたのだ。
これからどうやって生きていくかは個人に託された。
引きこもるのか、家から出ていくのか。
これからは自分で自分の身を守る。
とはいえ、圧倒的にお金がないので、外に稼ぎに出かけ始めた。
行った先には、マスクをしていない人もいる。
いいこともあった。
仕事以外でも、誰かと会い、話をする中で、
自分の専門知識が役に立つことを知った。
専門知が届いていない。
届ける先がある。
私にもお役に立てることがある。
それはとても嬉しい便りだった。
秋には昔の仲間に会いに行き、ライブハウスで歌う。😨
リハを含め、2日間ライブハウスに缶詰。
いきなりの大冒険だ。
ケータリングもあるらしい。
とうとう食事です。😨
とうとう感染しちゃうかもしれないけれど、
リスクとやりたいことを天秤にかける。
失った過去を取り戻しに行きたいの。
ワクチン嫌いの知り合いから文句を言われながらも、
風を読みながら、マスクはします。
何を大事にしたいかが、問われる時代となりました。