https://note.com/gid_tokurei/n/n3043f387fcee
ICD-11は医療より人権が優位に立ち、性同一性障害は病理を脱した。保険適用の拡充は学会の提言が奏功したのかもしれないが、一方では非認定医の即日診断の横行をのさばらせており、更にそれが報道されることもない。
https://note.com/gid_tokurei/n/na73a7c0a1bd1
苦しんでいらっしゃる方に手を差し伸べることは大切だが、そこにルールが欲しい。排除のためではなく、共生のためだ。それには広く多様な意見による議論が必要だが、異を唱えれば糾弾を受ける状況ではそれもままならない。双方向の理解は広まらず、晒されるのはトランスされる方々だ。一体何の、誰のための学会なのか。そしてルールを作れと立法に投げ、安直に乗ってしまった最高裁。
冒頭の画像で述べられている彼が報じられてから、同様に申立てをし手続きを済ませたと思しき、活動家との連帯を感じさせないアカウントを複数目にするようになった。4号要件の違憲判決後、報道されていない戸籍変更者は結構いらっしゃる。男女の不平衡が進んでしまうことは、5号要件の保持が危うくなるのではないか。
しかしそれどころではなかった。
違憲判決から半年経たず、1医院からこんなにも多くの方々が手続きをされている。
https://clinics-app.com/clinic/5d4cde032a863e73bdee8f3e/reservation?method=online
ワンコインでよろず相談・自己注射フォローアップ、戸籍変更はワンコイン予約+30分程度で申立書作成とある。精神に関わる診察を手軽に受けられるのは、プライバシーの観点や利便性の向上の反面、医療の知見が進んでいるとは思えない分野では懸念もある。
性で悩む方々は想像し難い苦しみで、早く処置をして安寧な日々を過ごされたいのだと思う。
ホルモンの影響下に長く晒されないよう、早期治療に取り組みたい思いもあるだろう。
前向きに生きていくために。
だが。
身体違和による診断書はどれほどあるのだろう。
医師も性別違和を診断している様子だ。
手術が現在唯一の手段である以上、要望があることは仕方がないことだとは思う。しかし、生きづらさの要因が性別にあるのかどうかは検証されているのか。他のアプローチは受けられているのか。
要因を性別にのみ求め、戸籍変更による移行をし、移行先の性別社会で心穏やかに生きていけるのか。思っていた環境ではなかったとより生きづらさに悩んでしまうのではないのか。
そしてそれは性別以外の要因に目を背け、違うアプローチを検討することを阻害してしまってはいないか。
性別違和があっても生きやすい、相互理解のある社会はこれからゆっくりと作られる。精神医学の研究にも期待したい。社会はいつだって過渡期だ。後に「あの頃は」と言えることもある。現時点で最中にある当事者は辛いことだろう。しかしそれを支えるのは思想ではない。
https://ameblo.jp/miyakawa-clinic/entry-12842476137.html
MTFの人の性別変更申し立てについては、現在チャレンジ中です。
良い結果が出れば、順次Blog・Xで紹介していきたいと思います。
今は5号要件は保たれている。外観要件をSRSなしでクリアすることを「チャレンジ」する、というのは既成事実化と司法への揺さぶりと穿ってしまう。ましてや事例を紹介すれば、今はとりわけ忌避の目が向けられてしまう。そんな辛さを当事者に負わせてしまうのか。
人権が叫ばれる昨今、当人は良かれと思ってのことであっても問題がHPに明確に記載されている場合もあるだろうから、他も調べた方が良いかも知れない。