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茶葉の性質って体を温めるもの、冷やすものがあり、茶葉の味によっても作用が違う・・・・

薬膳茶をつくるときの注意シリーズです。


お茶にも分類があります。
体のために使うお茶なので
そのお茶の効能はもちろん
体をあたためる性質のものなのか
冷やす性質のものなのかを
知った方がいいですね。
漢方薬の生薬にも温性、涼性、があるように、

お茶葉にも、温性、平性、涼性  があります。


緑茶と紅茶の茶葉の関係は・・・・

緑茶(緑茶)・・・・・・・不発酵  涼性
青茶(ウーロン茶など)・・半発酵
黒茶(プ―アール茶など)・後発酵
赤茶(紅茶)・・・・・・・完全発酵 温性

緑茶から紅茶に向かって温めが強くなります。風邪をひいたときに生姜紅茶が良いのは体を温められるからですね。


茶葉にも味(五味)があります。

漢方生薬と同じで
「酸っぱい」「苦い」「甘い」「辛い」「しょっぱい」味のはっきりしない「淡味」に
分類されています。

酸っぱい茶葉の代表は

五味子、ローズヒップなど・・・
酸っぱいものには収れん作用があります。
年齢を重ねると、いろいろなものが漏れやすくなります。
尿漏れ、頻尿、汗をかきすぎる、おりもの 男性の精子・・・

気になる症状のある方はこういった漏れを収れん作用でキュッとしめてくれる酸味のある茶葉を活用すると良いです。


苦い茶葉の代表は

紅花、ウコン、柿の葉、地膚子など。
苦いものは、落としてくれるさよう、めぐらせてくれる作用があります。
地膚子は、排尿困難、むくみなども改善する薬膳茶の素材で
別名とんぶりです。

甘い茶葉の代表が

人参、なつめ、クコの実
甘い味というのは元気を補い、神経をゆるめ、リラックス効果があります。

辛い味の茶葉代表は

生姜、紅花、ウコン、など
発散効果があり、流してくれるのが辛い味です。

しょっぱい味は

しこりを水分で軟化させるという作用があります。
ハブ茶(決明子)はその代表で、優しい便通効果があります。便の水分をふやし柔らかくしてくれるのです。

淡味

どちらでもない、味のことを 淡味というのですが
この作用は浸透性、排出性があります。
はとむき ヨクイニンが分類されます。
体の中でだぶついた水分をあつめて排出してくれるのです。


今日のお話はお茶の基本情報の一部です。

少しづつ知識を増やして、自分で薬膳茶のブレンドを楽しめるようになっていただけると嬉しいです。

次に続きますね。

今日のお話はポッドキャストでもお話ししていますのでよかったら聴いてください。

織田 縁 東京都杉並区で日本のハーブブレンド『チャカラティーズ』・漢方薬・健康食品の販売会社㈱ワイズ・ドット・ファーム代表。登録販売者。上級漢方養生指導士。

お問い合わせhttp://ysdotfirm.co.jp


素材にこだわった健康茶葉のブレンド販売をしています。皆様の元気をサポートします。
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