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亀山トリエンナーレ鑑賞と街歩き

良い天気につられ山に登って
下山後は伊賀市内に1泊して
関駅近くで喫茶店モーニング☕
今回はその後の旅路について🍃

ここまでの内容はこちら👇

元々は今回書く内容がメインですが
ここまでも満喫し特に足は瀕死なので
歩きはのんびり、頭を使う散策です😅


亀山トリエンナーレ2024

三重県亀山市で2014年から3年に1回
開催される芸術祭に今年も行ってきた🙌

全国各地で開催される芸術祭ですが
ここは他とは違う魅力を感じて
今回で3回目の訪問となりました🎨

芸術祭の開催が新人作家の発掘や
国際交流の促進に重きを置いてるためか
鑑賞料は一部を除き無料
その割にはクオリティの高い作品ばかりで
作品数も多く見ごたえあるのが凄い👍

開催の経緯としてどこの地方都市にもある空洞化していく商店街という問題に対し、視点を変えれば地域資源になるのではと2006年「アートによる街づくりを考える会」を結成し、空き店舗を利用して週末だけ作品展示をして今後の構想を練った。

亀山トリエンナーレHP一部抜粋

以上の様な経緯から展示会場は
中心市街地のの商店街や旧家、社寺など
点在してるけど駅から歩ける範囲なので
1日あれば全て鑑賞も可能😆

関西からやと近いとは言えんけど
1泊すればのんびり散策もできるので
個人的には好きな芸術祭の一つ🙌

2024年は10/27~11/16の21日間で
既に会期終了してしまってるけど
街散策と芸術鑑賞について書いてみます

前回は亀山エリアだけやったけど
今回から関エリアと坂下エリアも…

せっかくなら全て鑑賞したかったけど
坂下エリアは鈴鹿峠麓の山間部のため
アクセスの都合で断念して
関駅と亀山駅周辺を巡りました🎨

関エリア

エリアマップ

モーニングできる喫茶を探すと
亀山には無いが関にあったので
鑑賞初めは関エリアから👍

《26》Wind Pavilion|浅野言朗

作品名と作者の紹介はあるが
見落としただけかもしれんけど
詳細な説明の無い作品もあり…

ただ説明見ても全て理解は難しいし
自分なりに解釈するのもアリ🤩

今回は良いなって思った作品を
タイトルと作者だけ紹介してみます

 旧田中家住宅

江戸時代に建築された関宿の質の高い町屋です。屋敷内には街道に面した主屋離れ座敷のほか、文庫蔵土蔵、井戸館、納屋、物置、長屋門が建つ。このうち江戸後期から明治中期頃に建てられた5棟(太字)が亀山市指定有形文化財に指定されています。

現地の説明
間取図

作品が展示されるのは文化財建築で
芸術鑑賞が目的ではあるものの
建物探訪も併せてできるのが嬉しい😆

展示スペースの多い旧田中家住宅では
多数のアーティストによる作品が展示され
ここだけで小さな美術館の様でした

《27》Another Garden|下村雄三

主屋から庭と文庫蔵を見てて
さっきの作品ここか!と気付く✨

《27》大切なものはいつも見えない|Cake Hara
《27》君恋し|花澄
《27》君恋し|花澄

主屋に面する通り土間には
レンガ造りの貫禄ある台所が…

《27》水の記憶|野口 翠蓮

 旧東海道関宿

芸術鑑賞を目的に来たけど
宿場町の面影を保存した街並みも
美しすぎるので普通に観光も少し…

地蔵院(国指定重要文化財)

「関の地蔵に振袖着せて、奈良の大仏婿に取ろ」の俗謡ぞくようで名高い関地蔵院。741年行基菩薩の開創と伝えられ、東海道を旅する人々の信仰を集めました。

現地の説明
鈴鹿峠方面を望む
足袋屋の看板も
薬局のショーウィンドウも…

芸術作品みたいなものが点在し
街並み自体が絵になる関宿

旅籠玉屋歴史資料館

資料館の隣は実際に泊れる
ゲストハウスと喫茶店でした😆
次回はここ泊もありやな♪

《29》時と場所を超えてやってきたが、僕にはずいぶん新しいようだ|山田風雅

古い町並みが続く一角の広場
休憩所を抜けると恐竜🙌

目と目|山田風雅(2022年作品)

大きな動物の造形物は
前回もあったなと探したら
作者が同じ人でした🤩

関宿もう少し散策したかったけど
列車が1時間に1本しかないので
駅に戻り亀山へ移動する

10:57|関
 ↓ 🚞《JR 関西本線》
11:03|亀山

亀山エリア

関での芸術祭は初だったので
新鮮な気持ちで散策したけど
亀山は土地勘もある程度あるので
ルートを定めてサクサク巡りました

旧佐野家住宅
現地の案内より

旧佐野家住宅は旧東海道沿いに建つ商家であった。正面外観は入母屋造妻入形式で、切妻造平入形式を基本とする旧東海道沿いの家並みの中では特殊な存在。

《24》Around The World|オノ・ミチ・ヒロ
《24》「継承」シリーズより「Memories」
「Leftover's War」そして「祈り」|Etsuko Kato

美しい折り鶴に惹かれて近付くも
一部が墨で塗られた写真にビクッとする

作者と同じく戦争を知らない世代として
過去の事だと目を背けてしまってないか…
教訓にできてるのか…考えさせられる作品

地面にも作品…(芸術祭とは無関係)
《20》ニシノマル|鈴木良治

 加藤家屋敷跡

江戸時代後期、亀山城主の家老職を務めた加藤家。現在は屋敷の表門である長屋門とこれに連なる土蔵が残されている。

美しいなまこ壁の塀に囲まれる屋敷
表門脇の入口から敷地内へ…

頭上注意と書いてたのに
思いっきり頭ぶつけて悶絶

《22》Survive|松岡歩未
《22》亀山の生命|宮嵜祥子
《22》削りあうトルソ|森正樹
《22》Le bocal de poisson solble-溶ける魚の金魚鉢-|萩野真輝

一般的な美術館の展示だと
白いキャンバスの様な空間が多く
作品色に染めることができるけど
芸術祭だと歴史ある建物の中や
日常を感じる店舗、大自然の中など
特徴ある空間に展示することが多い

白い空間より作品が目立ちにくいはずが
どの作品も強いパワーを感じられるが
芸術祭作品の凄さかなと思う🤔

 旧舘家住宅

枡屋(舘家の屋号)は江戸末期から大正時代にかけて当地を代表する豪商でした。1872年に建てれらた木造2階建、切妻桟瓦葺平入。敷地間口が広く主屋の他、庭園、土蔵が道路側に配されている。2007年に亀山市文化財に指定されている。

旧舘家住宅

亀山トリエンナーレの鑑賞料は
ここの入館料500円のみ🙌

《23》月夜の仙ケ岳|白水ロコ
《23》お江戸謳歌| 山田なつみ
《23》おやまのつくりかた|MOTU
《23》よくつとめ はげみませうと くるくると 透明な人の透明な声が|金暎淑

良い感じの風呂場のタイルを
撮ったつもりが作品もあった😆

 亀山城跡

亀山エリアの展示場所25ヶ所中
この時点でまだ5ヶ所やけど
作品数が多い3旧家を巡れたので
半分見終えたほどの達成感🙌

亀山城多門櫓

亀山城天守は1632年に丹波亀山城と取り違えて解体されてしまい、その後天守台に建てられたのが多門櫓。現存する建物は江戸後期に再建されたもので、三重県唯一の城郭建築。

力強い梁組

2013年に完了した平成の大修理で
当時の姿に復元され内部も公開🙌

防火対策で漆喰仕上げらしい
金輪継ぎされた柱

多門櫓も無料で見学できて
芸術とは違う良いもの見れた🙌

《21》~もこびぃとまおまおとみんなと~|服部奈奈

多門櫓に隣接して建つ
明治天皇行在所の中には
何ともメルヘンな作品が😊

 亀山市東町商店街

道路を挟んで両側に並ぶ
多くの建物が展示場所になってて
空き店舗や営業中の店にも作品あり
何も買わないのに入って良いのかと
躊躇ってしまうこともしばしば💦

《2》 生きている|園田源二郎
《2》 生きている|園田源二郎

鑑賞に夢中になってたけど
13時半を過ぎて小腹が空いてた
そんな中通りすがりのパン屋で
あんこ多すぎなあんパンを発見🙌

予約必要らしいけど奇跡的に残ってて
ずっしり重いあんパンを店先で頬張った

《3》かめやましない10かいあるく|あまのしんたろう

一見すると何の写真か分からんけど
作者の一言でクスッと笑ったり
確かに…と納得してしまったり

森本薬品

作品の展示もあったんやけど
ここで気になったのは懐かしの🐸
コロちゃんか、ケロちゃんか…

《8》Kameyama people #01|川原田洋子

展示場所が阿部家だったので
この方は家主なのかな…

《10》たゆむまち 黄色い額縁|寺本美穂

持って行かないで…とあるけど
不自然に1個抜けてるのは?
盗難か、演出か😂

《11》妖精迷宮|ピカソスイッチ
小さな入口から中に入ると空間があり
鍵穴を覗くとさらに空間がある

物語の中に入ったかのような
不思議で面白い作品でした

この隙間にも展示がある

この隙間を抜けるアプローチが
亀山の展示場所で一番好きな道

隙間を抜けた先の建物が
崖上に建ってるのも好きなとこ

商店街があるのは一段上の旧市街
下はロードサイド店が並ぶ新市街
(と勝手に解釈してみる🙌)

 亀山市文化会館

商店街の作品も一通り見終わったので
下の市街地に行って腹ごしらえ😋
そして最後の展示場所へ

《25》Revive亀山アリゲーター|柴田恭宏

洗濯ばさみやねじ等を組合せ
ワニや鳥を形作ってる作品

無何有の音を聴く|浅野暢晴

いろんな芸術祭で見かける
トリックスターが亀山にも降臨✨
この作品好きなので嬉しかった♪

大きいのだけかと思ったら
色んなとこで小さいのも見つけた

親子かな…
人の作品に…
鴨川のカップルのように等間隔に?
テーブル墨にも
空調噴出し口にも

とりあえず見つけ尽くしたかなと
建物を出て駅へ向かおうとすると…

こんなとこにも!!

最後は好きな作品だったのと
宝探しのように楽しめました♪
亀山駅までの道中は余韻が残り
トリックスターを探しそうに…😂


関連記事_2024年の芸術鑑賞

今年は例年に比べて芸術鑑賞少なめ
けど鑑賞するならとことん堪能したい
そんな思いが強かった気がします

■マツモト建築芸術祭

■AOMORI GOKAN アートフェス2024
・十和田市現代美術館

■AOMORI GOKAN アートフェス2024
・国際芸術センター青森
・青森県立美術館

■北アルプス国際芸術祭2024

2023年以前の芸術鑑賞は
マガジンでまとめてるので良ければ…


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かぼちゃかべ
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