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山陰海岸ジオトレ_3|町歩きから山登りへ

最近よく歩いてる東海自然歩道と並び
今年歩いてみたいと思ってる道の一つ
山陰海岸ジオパークトレイルの一部を
GWの帰省中に歩いてきました🙌


山陰海岸ジオパークトレイルとは

さらっと書きましたが
実は僕も詳細をあまり知らないので
復習も兼ねて先に説明します🌱

ジオパークとは、地球科学的な価値を持つ遺産(大地の遺産、ジオヘリテイジ)を保全し、教育やツーリズムに活用しながら、持続可能な開発を進める地域認定プログラムである。ジオパークは、地球・大地を意味するジオ(Geo)と公園を意味するパーク(Park)とを組み合わせた言葉である。

Wikipediaより

国内にあるジオパークは
日本ジオパークネットワークに加盟した
46地域(2022年1月現在)でそのうち
9地域はユネスコ世界ジオパークに登録

山陰海岸ジオパークは2010年に
日本で4番目の世界ジオパークに登録🙌

山陰海岸ジオパークHPより

エリアとしては西は鳥取県の青谷海岸から
兵庫県内の日本海沿岸部を経て
東は京都府経ヶ岬に至る
東西100km以上、南北約30kmに及ぶ

そんな広大なジオパークエリアの
主に日本海沿岸部を縦断するのが
今回歩いたジオパークトレイル🌱

全長230.9kmで西は青谷(鳥取市)から
東は経ヶ岬(京丹後市)までを
海岸線、市街地、山道などで結び
多彩な景色を見ることができるらしい😁
(一部歩いてもそれを実感できる)

ジオパークトレイルを歩く《3》

前置きが長くなりましたが
事前情報があるとないとでは
感じ方も違うかと思うので…

全長230kmある道のりですが
その中で27のコースに分かれてて
今回はコース13の一部を歩きました
(ジオトレはおよそ4km)

ちなみにジオトレの記事を書くのは
これが初めてですが今回の内容は
ジオトレ歩きの3回目になります😓
エピソード3から書き始める
スターウォーズスタイル狙いではなく
単に写真整理が追いついてないだけ😖

ジオトレの良さを知ってもらうためにも
過去2回分は必ず書くつもりなので
《3》ということにしました🤣

《2》はこちら🌱

《1》はこちら⛵️

海から川沿いに歩く

今回は一部だけを歩くので
どこからスタートしても良いが
せっかくなら景色の良いとこから…

てことで日本海に面した
砂浜近くから歩き始めました

海沿いから内陸へ入る

左側の壁の向こうに
小さな川が流れてます

ジオトレは左へ…

ルートは左ですが右へ行くと
すぐ近くに日帰り温泉施設があり
源泉は写真右側の屋根♨️

浜坂温泉源泉塔

浜坂温泉は、昭和53年消雪装置水源発掘中に偶然発見されました。町民の健康増進などを目的とした温泉利用が検討され、昭和57年全国で初めて町内の各戸へ温泉を配湯する「みんなげ湯の町システム」が完成。旅館、民宿はもちろん一般家庭など約800戸に給湯されている。
※みんなげ:この辺りの方言でを表すので、みんなの家というニュアンス

現地の看板から抜粋

この800戸に実家も含まれてて
ありがたいことに生まれた時から
恩恵を受けまくってる温泉です♨️
と言っても物心つくまで
特別なこととは思ってなかった😓

橋を渡り味原川沿いの道を歩く

人の気配を感じると
カニが石垣の隙間に逃げ込む
この川は昔からカニが多い🦀

川沿いを離れ大きな建物の裏手へ
加藤文太郎記念図書館

こちらは町内出身の登山家
加藤文太郎の偉業を称えた図書館

加藤文太郎は著書「単独行」や新田次郎の小説「孤高の人」で知られた昭和初期の登山家です。昭和11年、31歳の時に北アルプスで遭難し若くして生涯を終えました。図書館には彼の遺品や資料が展示され、山岳・登山関係の蔵書では日本有数です。建物の外観は北アルプスの嶺を、館内は細部にわたり山々のイメージを大切にしています。

現地の看板より一部抜粋

昔は分からなかったけど
山に登りだすと偉大さが分かり
山好きやと加藤文太郎のことを
知ってる人も多いなと感じる…
大人になって改めて実感した
同郷の偉人です😁

港跡から登山口へ

スタート地点の砂浜から
川沿いに歩き図書館で折り返し
再び海へ向かってきてます🤣

東海自然歩道と共通することは
最短ルートを歩かないってことか…
さらに今回は地元なので
遠回りしてると感じやすいのかも

港跡

小船が停泊してるのは
先ほどの川の河口部分で
昔はここが港だったそうです🚣‍♂️

土手にはハマダイコンの花が
咲き乱れてました

こちらの土手にも…

今回登る山は川の向こう側
赤い橋を2つ渡った先⛰

ジオトレの標識

登山口へ続く道は岩場が続く
標識なければ何しに行くん?
って言われそうな場所🤗

対岸には街が見える

川の河口ですが海に近いので
砂浜のようにも見える対岸

振り返れば川の上流方面
さっき渡った赤い橋が見える
曇天やけど空が川面に映って
なんか良い感じの景色でした✨

観音山登山口

そしてやっと登山口到着🤗
スタートから1.3kmほど
いつになくのんびりです🌱

初めての道で観音山に登る

進学するまでの18年間住んだ町の
子供からお年寄りまでが登る山
僕も何回登ったか覚えてないが
かなりの回数登ってると思う山

なのに今回歩く道は初😁

そもそもこの道があることは
ジオパークトレイルの
コースマップで知りました😓

親に聞くと道の存在は知ってるが
山頂まで繋がってない認識…
ただそれは何年も前に聞いた話…

実際にジオトレの案内図にあるし
道が繋がってないわけはない‼️
それを確かめるためにも入山
地元なのに探検に出る感覚でした🤣

登りだしていきなり難所
細い道で斜面の下は岩場という
少々怖い道でした😓

こんな感じやから繋がってない
って思われてるんかもな🤔

ロープで登る

登山口からしばらくは
木々のないむき出しの斜面
その後は葛折りの急登が続く…

急な登りが終わると景色が開け
ゴツゴツした岩場と海が見えた

最初は不安だった道ですが
稜線に入ると普通の登山道🌱
難点は蜘蛛の巣が多いことか…
(これは仕方ない)

藪漕ぎも覚悟してたけど
想像以上に歩きやすい道でした

そしておよそ30分で山頂へ…
さすが低山あっという間🤗

ふるさと兵庫100山でもある
観音山245mに登頂🙌

西側の景色
矢城ヶ鼻灯台

西側には砂浜と松林、漁港が見える
向かいの山もジオトレのルートで
先端にある灯台を巡る

2015年5月24日の夕日

この灯台付近から見る夕日が
超絶きれいでお気に入りです😁
ただ見惚れてると帰りの山道が
暗くなってしまうのが難点💦

北東側の景色

北は日本海の水平線が広がり
北東側は荒々しい海岸線が続く
この辺りを但馬御火浦たじまみほのうらというらしい

海岸線を歩くことはできないが
ジオトレは今後この方向へ続くので
また歩く時に寄り道してみよう♪

南側の景色

山頂からは南側の景色は見えず
登りと別の道を少し下ったとこから

山あいを流れる川に沿って
田畑と集落が点在する風景

住んでた頃は当たり前だった景色が
離れてみて良い景色やなと気付く
これこそまさにやなと思う🌱

いつもの道で下山する

登った道では通らないが
いつもの道(一般的な道)では
通るのが立派なお堂
こちら山頂直下にある相応峰寺そうおうぶじ

国の重要文化財に指定されている
木造十一面観音菩薩像が本尊に
安置されており、1年に1回
春季大祭のときのみ公開されるらしい

確かに祭りあったわ♪
昔祭りの時に祖父と登った記憶✨
祖父との散歩、山歩きが
今の歩き旅にも繋がってて
そういう意味でも原点の山😁

極楽の鐘

そうそう鐘もあった🙌
しかも自由に鳴らせる鐘🤗
と言ってもいつも1回やけど…

麓の山が見える場所にいると
この鐘が聞こえるので鳴ると
誰か登ってるな〜って😄

登山道は多くのお地蔵様がいる

鐘楼をすぎ門をくぐると
急な下り道になる

登った道と比べてこちらは
道幅が広くお地蔵様が多い
(登った道にもお地蔵様はいる)

山頂で出会った方は
数日前に河口の道から登ったと
言ってたので登る人がいない
というわけでもないみたい

今回両方歩いてみて歩きやすいのは
確実に下山(いつもの道)の方😁
逆にワクワクしたのは登った道🌱

水田と鳥

今回のルート

緑線が山陰海岸ジオトレルート

山を越えて街を歩いて
再び山に登って街へ…
以前歩いた道も似た感じ
こんな海に近いトレイルは
他にあまりないので海風景好きには
最高に楽しいトレイルやと思います

諸事情により山頂へ2回🤣

今回は歩いたのは4kmほどで
地元の短い道のりやったけど
改めて知ること感じることが
多くあった気がします🙌

町内のジオトレルートはまだあるので
また新たな発見を求めて
歩いてみようと思います🌱

山陰海岸ジオパークトレイル
興味ある方は歩いてみてください👍


🐂町内の関連リンク🦀

ついでに町の紹介も兼ねて…

海沿いのエリアの特産品は
松葉かにとホタルイカ😋
その他、海鮮系はどれも美味い

山間部の温泉は泉温98℃
名称が山梨県の温泉と被るけど
こちらも良いとこです♨️

山間部の特産品は但馬牛🐂
牧場公園では動物と触れ合えて
夏はBBQ、冬はスキーもできる🌱

その他、また行く機会があれば
記事にしてみようと思います😁

最後まで読んでいただきありがとうございます。 旅先で見たもの、感じたこと、ふとした思いつき、気になることを投稿し毎日更新3年目。よければスキ、フォローしていただけたら嬉しいです♪