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北東北3日目|魅力的な温泉と鉄道と建築

盆休み8/10~15の日程で
2年ぶりに巡った北東北ぶらり旅

前記事では念願だった白神岳について🙌
達成感に包まれたまま🚗長距離移動
今回は辿り着いた宿から書きます✏

3日目(8月12日)

この日は山登り翌日になるため
当初から休息日にする予定でした♪
ただこれといって行く場所は決めず
当日の気分で動くことにしてました😓

無計画なのは単に面倒やったからですが
予想外な台風接近が発表されたため
3日目は最終目的地の変更を迫られ
結果的に無計画で助かりました👍


雪沢温泉 大雪

前日は登山口車中泊だったので
今回の旅では初めての宿

理想は登山口近くが良かったけど
手頃な温泉宿を探し行き着いたのが
秋田県大館市の雪沢温泉でした♨

宿泊施設はここ含めて2軒のみで
温泉街はなく車道沿いに急に現れる

泉質は石膏せっこう泉、芒硝ぼうしょう泉で泉温49℃
1963年DOWAホールディングスによる
黒鉱くろこう調査ボーリング時に自噴した

エントランス

見栄えの良い建物ではないが
この鄙びた雰囲気が落ち着く🍃

ロビー
部屋への道のりが長い💨

都会の建物は縦に延びるが
田舎の建物は横に延びる😅

本館から別館に入り
階段登ってさらに廊下…

1人では十分な広さの和室
床は何故かゴザ敷きで
照明の紐がやけに長いことで
宿というより実家な部屋でした✨

風呂、トイレ、洗面、冷蔵庫は共同

部屋への廊下にも階段にも本棚
いわゆる漫画、雑誌ではなく
夏目漱石、森鴎外、島崎藤村…
普段触れることのない本ばかり
宿主の趣味なんやろな🙄

部屋とお風呂は宿の端と端
50m以上の移動になるが…
タオル忘れて2往復する羽目に😨

青森ひばで作られた浴槽

湯は熱めやけど慣れる程度なので
前日の百沢温泉よりはマシかも…
下山後の温泉は最高のご褒美🙏

夕食

温泉最高やな~と思ったけど
食事も最高すぎました😋
山登りで気持ちを満たされ
温泉と食事で体内外も満たされ…
あ~もう寝るだけ!!

食後、館内散策をしてたところ
食べ物の香りに誘われたのか
玄関先にネコが来てました🌱

部屋に戻ると前日が車中泊で
朝が4時起きだったのもあり
気付いたら寝てました😴

朝食

この日の予定は未定やけど
昼はいつ食べれるか未定なので
ご飯おかわりして満腹にした😋

雪沢温泉 大雪
場所|秋田県大館市雪沢字小雪沢101
プラン|1泊2食付き和室おまかせ
料金|税込¥11,000+入湯税¥150

部屋の飾り硝子がお気に入り

小坂鉄道レールパーク

宿で周辺の面白スポット検索中
地図に印が付いてることに気付く…

いつも気になる場所知ると
Googlemapに印を付ける癖があるが
行けず溜る一方なので記憶ない場所も💦

その一つが宿から車でたった15分
小坂鉄道レールパークでした😆

小坂鉄道(小坂線)は1909年に開業した貨物鉄道路線(一時期旅客運用もしていた)。小坂鉱山の鉱石輸送や閉山後は主に濃硫酸輸送に利用され、2009年に廃止された。

Wikipedia

廃止後の2014年、旧小坂駅舎や車両を
保存公開する施設として開業したのが
小坂鉄道レールパークだそうです

受付は当時の駅舎をそのまま利用

規模や展示車両は少なめで
田舎の小さな鉄道博物館なんですが
なぜ気になり印を付けていたのか…

それは懐かしのブルートレイン🙌
このインパクトに惹かれた😁

電源車含めてブルトレ4両

屋外のホームにあるからか
展示というより停車してる👍

1両だけ車内見学できる
B寝台の通路
開放型2段ベッド

大きな鉄道博物館にも
ブルトレの展示はされてるけど
車内NGや入れてもベッドNGも…

座ってみる♪
横になってみる🥱

飲食は禁止みたいやったけど
結構自由でのんびり過ごせました🙌

水回りは使えないけど当時のまま

今回見学した車両の他にも
A寝台個室とB寝台個室があるが
こちらは宿泊利用のみだそう…😁

B寝台個室

展示車両であり宿泊施設でもある
大きな鉄道博物館にはない魅力が😆

宿泊料金はいずれも素泊りで
A寝台:7000円、B寝台:4500円
素泊りにしては割高かもしれんけど
他にない特別な体験としたら激安!!

小坂鉄道レールパークHPより

見学ができた開放B寝台は宿泊利用時
飲食可能な休憩スペースになるため
結構自由に過ごせたみたい♪

電源車

このブルトレ宿泊可能なことに加え
宿泊者限定で動く車両に乗車できる🚃

250m往復の10分ほどらしいが
旅感が増すことは間違いないので
次回訪問時には必ず宿泊したい😁

2020年に宿泊営業休止していたが、ガバメントクラウドファンディングによる寄付などで再塗装を行い、2024年5月営業を再開。まるで新車輌のような輝きを放つブルートレインあけぼのの姿をお楽しみください。

ブルートレインあけぼのHPより

旧小坂鉄道の車両

現地ではブルトレに夢中になり
記事にも気持ちが溢れすぎたけど
レールパークには他車両もある😅

そもそもブルトレはJRの車両なので
展示車両ではサブ的な存在のはずが
色んな意味で眩しすぎた💨

11号蒸気機関車(1926年)
貴賓客車(1916年)

1921年に秩父宮、高松宮両殿下が
小坂鉱山をご見学時に使用されたそう

キ115 ラッセル車(1935年)

鉄道省浜松工場で製造され
新潟の国鉄新津工場から譲り受けた車両
越後から来たことを忘れないように
100番台のイチゴ(エチゴの訛り)として
115に変更したエピソードがあるそう😆

DD131 ディーゼル機関車(1967年)

何の変哲もない機関車かと思い
スルーしよ思ったら乗れる!!

運転席

飾り気のない無骨な感じが
かっこ良さを醸し出す✨

座ってみた目線

小坂鉄道車両が展示される機関庫
ブルトレとは違うワクワク感でした

小坂鉄道レールパーク
場所|秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山字古川20-9
営業時間|9:00~17:00
定休日|火、水曜、12月~3月
料金|大人600円、子供300円

小坂鉱山事務所

小坂町に来るまで…
レールパークでポスター見るまで…
存在すら知らなかった名建築✨

小坂鉱山事務所は1905年、鉱山発展のシンボルとして建設された。ルネッサンス風の外観とイスラム風、サラセン風と呼ばれるバルコニー付きポーチを特徴とする。和風を取り入れた天井や玄関ホールの優美な螺旋階段も魅力的で近代西洋建築の傑作ともいわれる。1997年まで事務所として使用された後、小坂製錬から小坂町に無償譲渡された。

現地の看板

木造3階建ての大きな建物ですが
1998年に一度解体された後
2000年この地に移築、復元したらしい
館内で見た解体、移築動画が凄くて
見る前後で建物の見え方変わりました😁

ポーチ上のテラス
室内側から

細かな透かし彫り装飾は
小坂鉱山の運営を行った藤田組から
藤の花田の字を模していたそう

館内に入りすぐ目をひくのは
何といっても螺旋階段😆
解体、復元を経てはいるが
この階段も当時のままらしい✨

この建物で唯一ケヤキが用いられ、曲面加工された鉄板を使用した構造は建築当時(1905年)の最先端技術であったと考えられます。
移築時は、トップライトを復元し、構造強度を施したうえで、既存の部材をすべて使用して創建当時の姿を再現しました。

現地の説明
階段最上部の照明(トップライト)
最上階から見下ろす
2階から見上げる

現代でも螺旋階段って魅力あるけど
100年以上前の螺旋階段は別格!!
何度も昇降して色んな角度を楽しんだ♪

所長室
廊下
中庭

移築、復元されてるので
全体的に綺麗な建物ですが
造作や雰囲気は100年前を感じる

館内では小坂鉱山の歴史をはじめ
様々な展示がされてはいたけど
個人的には建物だけで大満足でした😆

小坂鉱山事務所
場所|秋田県鹿角市小坂町小坂鉱山字古舘48-2
営業時間|9:00~17:00
休館日|年末年始
入館料|一般300円、小中学生150円

旧小坂駅から鉱山事務所へ至る
明治百年通り周辺には
他にも当時の面影を残す建物が
多数残されているようです

他も見学してみたかったけど
時間の都合で次の目的地へ💨
ブルトレ泊まりに行く予定やし
また次回に持ち越しです🤗

台風から逃れ北上

この日(8月12日)は台風5号が
東北の太平洋側に上陸して北西へ…
岩手、秋田を縦断する予想でした

12日6時の予報

予報通りの進路を辿る場合
予定してた旅ルートが危うい…
それが明確になったのは8/11
白神岳下山後のことでした

13日の岩手山ハイクに備えて
12日は登山口駐車場へ向かい
車中泊する予定にしてました

ただ駐車場が山間で川沿いにあり
台風の大雨で増水の危険があること
そもそも翌日のハイクも危ういため
台風から逃れ北上することに🤔

車中泊予定で宿予約してなくて
自己都合で即決できたのはよかった♪
反面、移動距離は長くなりました💨

道の駅さんのへ

長い下道で疲れたので
途中道の駅さんのへに寄り道

絵本の11ぴきのねこを著作した
馬場のぼる氏が三戸町出身てことで
グッズ販売はもちろん屋外にも多数…

たい焼き食べてる?

小坂での見学や長距離移動で
食事する時間を逃してたので
道の駅で小腹を満たす

昔から好きないかせんべいと
初見のあんずジュース
安定の美味しさと驚きの美味しさ

道の駅からさらに1時間半ほど走り
急遽目的地になった十和田に到着🙌

十和田を目指したのは
単に好きな街だということと
前日でも宿が予約できたから🤗

しっかり満喫した十和田については
こちらの記事で書きました✏

ここまでのルート

前述の通り岩手へ南下する予定が
再び青森へ北上するルートに💨

関連記事_北東北(青森・秋田・岩手)

北東北3県を巡った記事まとめ
頻度は少ないけど1回が長いので
充実した思い出が刻まれやすい🙌

■2024年(今回)

盆休み8/10~15の日程で
2年ぶりに巡った北東北ぶらり旅

■2022年8月11~15日

なぜか仙台空港発着で巡った北東北
この年も天気にふりまわされた💦

■2021年以前

2020年に巡った青森旅の最終日
アップルパイ目的で立寄った喫茶店

2021年の東北旅では1泊だけ岩手へ
山道歩き川の横で入る露天風呂に
ビビりながらも癒された思い出


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かぼちゃかべ
最後まで読んでいただきありがとうございます。 旅先で見たもの、感じたこと、ふとした思いつき、気になることを投稿し毎日更新3年目。よければスキ、フォローしていただけたら嬉しいです♪