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遊学日記

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ラテンアメリカを9ヶ月かけて巡る大学生の日記。"diningscpe/食卓を巡る風景"をテーマに旅と学びの間を縫う遊学の様子。
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記事一覧

もうひとつのオキナワ✴︎遊学日記week26@Santa Cruz de la Sierra&Sucre, Bolivia

「ずっと前からここにいた?」 そんなふうにいわれるくらい、図々しくのんびりさせていただいた。 10/6 バナナチップス職人 目を覚ますと、太陽はオレンジで、空と緑が広く広がっていた。 朝ごはん休憩で立ち寄った食堂に並ぶジュースや食べ物、風通し抜群な間取りも、標高の低い草原ならでは。 サンタクルスは首都のラパスに次ぐ、ボリビア第二の都市だ。 ボリビア国内の日系人の多くがここで暮らす。 知り合いに JICA ボランティアの方を紹介していただき、彼女が暮らす日系2世のお宅

よく考えれば体が悲鳴をあげていた✴︎遊学日記week25@Cusco&Puno, Perú & Copacabana&La paz, Bolivia

クスコーマチュピチュ間ローカルバスと徒歩の旅、ペルーボリビア陸路国境越え、地を辿って動き続けた日々。 9/29 聖なる谷 7時に家を出て、チンチェロまでの コレクティーボ/ミニバン乗合タクシー 乗り場に向かう。12人くらい乗っていた。 オリャンタイタンボ直通のコレクティーボもすぐ隣のバス停から出てるけど、チンチェロの日曜市に行きたいので寄り道。 📍チンチェロ、オリャンタイタンボ行きコレクティーボ乗り場(クスコ⇔チンチェロ:7ソル) 寝て、友人と電話をして、Google

アンデスの暮らし✴︎遊学日記week24@Pataqueña, Cusco, Perú

聞こえるのは自分の呼吸と植物が風に揺れる音、ときどき動物たちが鳴く声。 ここを離れる日をカウントダウンをするわたしは、まちの生活を欲していた。 9/23 目を覚まして見えた世界 6:30ごろ起床。1日が始まる。家の小さな窓から見える空と山が、壁にかけられた絵のようで、まだ自分がここにいることが信じられない。 とりあえず勝手がわからないのでマキ(Workawayのホスト、30歳冗談好き男)に着いていく。いとこ(お母さんと同じくらいの年代だからお母さんと呼ぶ)のお家に行き

時をまたがる、そんな感覚✴︎遊学日記week23@Arequipa&Cusco, Perú

標高50m、2200m、3400m、4000m、少しずつ上がる。 過去と今を行き来する。 9/16 豚汁を食べるゴロウ パッキングを半分終わらせて、両替に行く。3カ国目となるボリビアのキャッシングレートが悪いので、ペルーソルをドルに替えて、闇レートで両替する作戦。そのために1日400ソルしかキャッシングできない手数料無料国営銀行 atm (multi red) でコツコツペルーソルを貯めてきた。 両替屋さんに入りレートを聞き、店の外にいる路上両替屋さんにレートを聞く。偽札

リマで世界を食べる✴︎遊学日記week22@Nauta&Lima, Perú

追いつかないくらい情報が入ってきている。 大都市リマでの1週間。 9/9 イタリアっぽい、日本っぽい ○緑はバジルとほうれん草 ナウタ最終日。ハンモック船は諦めて夕方の飛行機を取った。 午前中、市場に行ってお買い物をして、一緒に料理をした(ほぼ見てただけだけど)。作ったのは tallarín verde / 緑の麺。 炒めたニンニク、玉ねぎ、ほうれん草をミキサーにかけ、バジル、チーズ、塩、牛乳を加えていく。パスタはローリエを入れて茹でて香りをつける。茹で上がったら混ぜて

ペルーの台所にはsillao✴︎遊学日記week21@Nauta, Perú

油の隣に置かれているあの子。慣れ親しんだ匂いがここでも主役を張っているとは、なんだか誇らしい。 9/2 醤油ラーメンもどき お昼ご飯にラーメンをリクエストされた。 というわけで日本でも対してラーメンを食べないわたしが、醤油ラーメンを作ってみる。とりあえず市場へ。 ○午前中の市場-バナナ 市場は6〜8時にかけてが一番賑わっている。鮮度がいい、品揃えが豊富、涼しい、これが理由で国や地域が変わっても朝が一番賑やかな気がする。地域によっては昼過ぎにはがらんとしていることがほとん

川と/で暮らす✴︎遊学日記week20@Nauta, Perú

鶏だったり、犬だったり、お母さんのラジオだったり、彼や彼女が掃除だったり、朝の音が聞こえてきて、蚊帳をあげて身支度を始める、朝6時。 8/28 ほぼ鬼退治メンバーとの生活 6時、ペルー、アマゾン川流域の最も大きな都市 イキトス/Iquitos にリマ空港から到着。 メキシコのカンクン空港から5時間のフライトののち、リマ空港に27日の22時ごろに着いてから、荷物検査場があくまで冷たい床に座って時間を潰す。このわたしでも冷たい床では寝れず、2時前にようやく荷物検査を終えて肘

人生の夏休み、の夏休み✴︎遊学日記week19@Mérida, México

メキシコ滞在最終週、思う存分観光をしたわけでもなく、そこでの暮らしを経験したわけでもなく、いろんな場所でただただのんびりしていた。 8/19 すいかにお塩 さて、新しい土地に来たらとりあえずメルカド/市場へ! 歩いて30分くらいのところに市場がありそう。ぐうたらしていたら10:00になっていて日差しも強くなってきたので、水と帽子をしっかり持って出発。 それにしても暑い。狭い日陰を辿りながら歩くも、だんだんと足取りが重くなっていくが、歩くしかないので歩く。進んでいくと、道

盛りだくさん✴︎遊学日記week18@Chiapas / Mérida, México

爪の甘さにひやりとし、悩まされながらも、楽しむ日々! 8/12 荷物総量20kgでも3kmは歩ける 朝5:30にチアパス州、州都 Tuxtla Gutiérrez のバスターミナルにに到着。外は明るくなりかけていたけど、一旦バスターミナルで荷物を抱えて1時間ほど就寝。 ホテルまでタクシーで行くか(高い)、combi(ミニバンローカルバス)で行くか(安い、ルートがわからない、荷物多いから迷惑)、徒歩で行くか(無料、自分の体力次第)、迷った末に選ばれたのは徒歩でした!ホステル

ここでもお寿司は揚げるらしい✴︎遊学日記week17@Chiapas, México

危ないと言われても、どうしても自分の目で確かめたくて訪れた場所で過ごした1週間。 8/5 心配事に囲まれて 25:00発のはずの夜行バスがやってこない。 心配すぎてキョロキョロしてたら、同じバスに乗る予定の家族を見つけて「来ないですね〜」って話しかけてみた。「来ないね〜」って言われたので、来てないことが確認できてとりあえず一安心。 にしても30分経ってもこない。何が起きてるの。 待ってたら25:50発のバスがやって来た。チケットを替えられるというので、受付に急いで行って替

忘れたくない香り✴︎遊学日記week16@Oaxaca, México

「食といえば Oaxaca 」 そんな人々の言葉を信じて決めた1ヶ月の滞在、人に恵まれ3つのお家を転々と。 最後の1週間もあっちへこっちへ。 7/29 お酒は最高の薬 明け方2時くらいに腹痛で目を覚ましてトイレに行くと下痢(しょっぱなから汚くてごめんなさい)。久々に気持ちいいほどの下痢でびっくり。確かに前日朝ごはんを食べてから胃の調子が悪いなと思ってたけど、結構な時差でやってきた。 そこから30分おきぐらいでトイレに駆け込んだ。ときどきゲップも出た。苦しみは早く過ぎ去って

お祭りと少し暗いわたしの心✴︎遊学日記week15@Oaxaca, México

振り返ると、毎日誰かと会って、何かしらしている。 それでもぽっかりした不安に襲われるのはホームシックと呼ばれるものなのだろうか。 7/22 La Guelaguetza 7月、Oaxaca はずっと盛り上がっている。盛り上がりの大本命は今日と来週に Auditorio Guelaguetza で開催される民族舞踊の祭典、La Guelaguetza。 事前に販売されるチケットは1万円を軽く超え、入手が難しそう。チケット販売の日は前日の夜からテントを張って並ぶ人がいるほど

微熱、全身痛、腹痛、痺れ、苦み、回復✴︎遊学日記week14@Oaxaca, México

土曜日にようやくデング熱だったと判明した1週間、今は元気に過ごしています。 7/15 部屋をうろうろ 朝起きて洗濯をした。洗濯機はあったけど、水たくさん使っちゃうしな〜と思い手洗いをした。バケツに溜められた綺麗な水を見て、出来るだけ少ない水で、と思う。 日本では毎日浴槽にお湯を溜めて使っていたし、毎日洗濯物を回していた(ママ、ありがとう)。朝に普通の服と、夜にデリケートなやつ。何にどれだけ水を使うか、学校の授業でバケツ○杯分とか勉強するけど、そんなの忘れて生活していた。

大きいトルティーヤが当たり前に✴︎遊学日記week13@Oaxaca, México

朝起きると、唐辛子のピリッとした匂いがキッチンを包んでいる。 7/8 うだうだ 寒さで布団から出れない。 Oaxacaの気温は朝晩は15°C、昼間は28°C。朝の7時前の体感気温は10°Cちょっと。気持ちが追いつかず、布団のなかでうとうと、うだうだしてると1時間ほど経っていた。 起きて、ストレッチをして、ラジオでスペイン語のお勉強をして、朝ごはんを食べる。ホストさんが起きてきて、お手伝いの指示をもらう。ルーティーンができてきた。 お庭掃除を終えたら、買い物から帰ってき