シン・二ホンを森林・林業・木材産業に翻訳。①
この本『シン・二ホン』を読んだのは3月上旬になる。帯のコピー「この国は、もう一度立ち上がれる。」と地元の書店と出会い、即購入した。普段目を通しているニュースピックスから出版されたというのも、自分の背中を押した。
著者は慶応義塾大学教授、ヤフー CSO など数多くの肩書を持つ安宅和人氏になる。データサイエンティストの第一人者で、最終章で提案される「風の谷」構想の仕掛け人でもある。
この本は前半部分で日本や世界の変化を、事実(ファクト)をもとに丁寧に歴史を振り返り、後半部分で「風の谷」構想をはじめとして、大胆に未来を描いている。特に「風の谷」構想では林業は大きく貢献できるポテンシャルがあると読んでいてそう感じた。
刊行されたから3か月以上が経ち、書評はもちろん、 YouTube で解説動画が公開されている。最近見た中では中田敦彦の YouTube 大学で解説されていたのものがわかりやすかった。
https://www.youtube.com/watch?v=WKE6uSNXLfw
さて私が何か文章を書くとき一応心掛けていることがある。それはもう誰かがかいた文章であれば、書かないということだ。リサーチ不足で同様のことが書くことがあるが、それだけは意識するようにしている。
この本は多くの方が書評を行っている、それこそ教育や AI 、金融とかの観点から書かれているものは大変読み応えがある。しかし、森林・林業・木材産業の観点から書評を行ったものはまだ見たことが無い。
それなら私が書いてみようという挑戦になる。もちろん力不足かもしれないが、手を動かさなければなにも始まらない。
本書のはじめの最後に「未来は目指し、創るものだ。」というメッセージがある。私は、森林と共生できる未来は創れると思っている。
今後は10編を目途に、シン・二ホンの翻訳を行っていこうと思う。
よければ皆さんも一緒にコメントなどで議論できれば嬉しい。
購入しやすいようにリンクを貼っておく。
本日も読んでくださりありがとうございました。