成田陸『林家になる旅人』

2018年から日本中の山村・林業地を旅している23歳。2020年からは林家になれる地域を探す旅人。東農大2020年卒。森林政策学専攻。Community Forest運営開始。

成田陸『林家になる旅人』

2018年から日本中の山村・林業地を旅している23歳。2020年からは林家になれる地域を探す旅人。東農大2020年卒。森林政策学専攻。Community Forest運営開始。

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最近の記事

【祭りってやっぱりいいよねっていう話】

久しぶりにマルシェに行った。 今日は行田の知人の畑で、農作業という名の伐採作業をしていた。久しぶりの畑作業。前にやったのはいつだろうか、記憶の海を探るが、この1年ぐらいは畑作業をした記憶がない。デスクワークが中心で、山に入って構えるのはICレコーダーとA4ファイル、4色ボールペン、カメラだけ。ノコギリを鍬も持つことなく生きてきた。それが悪いとは思わないし、その道を選らんだのは自分だ。 けど、だからこそ、今日久々にやった竹の伐採はとても楽しかった。以前、山の人が「ボランティ

    • 何者ですか?と聞かれて困っている話

      ライターですか? ジャーナリストですか? と言われると、なんとも困った顔を浮かべて、とりあえず頷いている。もちろん他人からみたら、そうなんだろうけど。別に自分自身がライターになりたいわけでも、ジャーナリストになりたくてなったわけじゃない。そんな気がしている、若者の人生迷走しているだけだと、俯瞰して思う。あえていうなら”旅人”はしっくりきていた。なんともいえない無責任感とどうしようもない感が気に入っていた。のかいるのか、わからない。機会が奪われたから実感できずにいる。 ラ

      • 『なぜ、あなたの思っていることはなかなか相手に伝わらないのか?』#読書録001

        『なぜ、あなたの思っていることはなかなか相手に伝わらないのか?』を読んでみた。 さて、本書を手に取った理由は、私のジンクスである「表紙が黄色の書籍は良書の可能性が高い」というのもあるが、コミュニュケーションをもっと上手くなりたい、加えて「脳のバイアス」を知りたいと思ったからだ。※バイアスとは先入観や傾向といった意味を表す。 結論からいうと、その答えをわかりやすく、細かく説明している内容だった。 本書で、コミュニュケーション能力が高い人とは、 「自分の脳と相手の脳がみせ

        • 【25歳になりました】

          25歳になりました、なっちゃいました。 お祝いコメント、メッセージくれた方々ありがとうございます。また、日頃からお話する皆さん、時たま思いだすようにご連絡いただく皆さん、いつもありがとうございます。 さて、去年も一昨年も、その前も書いたので誕生日をむかえた想いみたいのを書こうかなと思います。4分半ぐらい(たぶん)お付き合いいただければ嬉しいです。 25歳。なんとなくそれまで曖昧だった30歳が急に現実味を帯びてきました。画面の向こう側にあったものが、手元に取り寄せて持てるよ

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        • 読書記録
          1本
        • かつての林業
          9本
        • 旅人の雑記
          23本
        • 旅人の林業論
          1本
        • シン・二ホンを森林・林業・木材産業に翻訳
          3本
        • 樹木図鑑
          1本

        記事

          最近はじめた文字を書くのをラクにしてくれる2つのアプリ

          gmailの下書き、Nottaを使い始めて、だいぶ書くのがラクになりはじめた。いつでもどこでもすぐかけるし、会話も文字化できる。あとは書く力を磨くだけ。 gmailでスマフォ、パソコン2台で原稿共有可能、それも文字だけではなく、写真も共有できる。起動のサクサク感含めてevernoteより良さげ、少なくとも課金はやめた。 かわりとはいっては変だか、Nottaに課金した。Nottaとはどんなアプリかというと録音しながら、文字おこしできるすぐれものだ。中国製だから、セキュリティに

          最近はじめた文字を書くのをラクにしてくれる2つのアプリ

          西野さん舞台挨拶付きの『えんとつ町のプペル』を観たら、後悔が3つ生まれました(ネタバレほぼなし)

          「ヤッバイ!  1年半ぶりに映画を劇場で観たけど、メッチャ感動するじゃん!!」 * 書いている人は映画をほとんど観てません1年半ぶりに映画館に足を運びました。本当に久しぶりの映画でした。わたしはあまり映画を観ていないのです。小さい頃は和歌山のおばあちゃんにいったときに家族と観るくらいでした。大きくなってごくまれに友人に誘われていったくらいで、人生で行った回数はたぶん両手両足で足りるくらいです。一人で観たことは本当に全く無かったのです。別に一人で映画館に行くぐらいだったら、

          西野さん舞台挨拶付きの『えんとつ町のプペル』を観たら、後悔が3つ生まれました(ネタバレほぼなし)

          【2020年は現在地を”見つめる”1年でした】

          大晦日。2020年はあっという間に過ぎ去ったことに気づきました。フェイスブックのタイムラインやメールでこの1年間を振り返る内容を見て、今日が大晦日と知りました。この3日間ぐらいは部屋の片付けをひたすらしたり、タメていた企画書や原稿を進めたりと、仕事(?)をしていて、この時間になるまで、意識しませんでした。 さて、1年間を振り返ると、最大の出来事を挙げるとしたら、みなさんと同じ新型コロナウイルスでしょう。だけど、わたしは大学を卒業したばかりで、仕事における当たり前を確立してい

          【2020年は現在地を”見つめる”1年でした】

          締め切りに追われる日々

          なんで、ここまで締め切りを溜めとくのか。小学生の夏休みの宿題ではないのだから、もっと計画的にやっておけ、と思ってしまう。ただ突発的な出来事が発生して、ゴテゴテになってしまう。 いつも変わらない日常。計画的に向き合えるのだったら、もっと昔からやれてるという話。ただ、幼少ののころから計画的に実行する習慣を覚えてないと、いまでも習得できないかというと、そうでもない。 人はいつでも変われる。そんな言葉がある。 それなら、計画的にやってやろうじゃないかと腕まくりをしても、意志が弱くて三

          締め切りに追われる日々

          継続が力だ。〜再開にあたり〜

          昨日、とある製材所の社長に「noteやめてしまったの?」と聞かれた。色々、あって辞めてしまった。忙しさを理由にしたり、批判されたり、ひとつひとつは小さいけど、積もりに積もって無理だった。 「ハードル上げ過ぎなんだよ」。確かに自分で自分を追い込んで、挙げ句の果てに潰れる。継続が力だ。そんなのは知っていた、けどわかっていなかった。 無理しない範囲で再開しよう。 森林や林業、木材などについては、別のサイトを立ち上げる。ここでは、日々感じる想いを文字にしていく。 想いを文字にす

          継続が力だ。〜再開にあたり〜

          資本主義の先って何?

          資本主義は終焉を迎えつつある、別の社会システムを導入しないといけない。そんな話や本をよく読むし、よく聞く。けど、どこか別の世界に感じる。 新しいテクノロジーを使って、資本主義を克服するんだと、息巻く人もいるだろう。べつに否定をしたいわけではない。ただ、問題がわからない幼稚園児のように疑問符を浮かべているだけなんだ。素朴な疑問なんだ。 それはただ勉強が足らないんだよ、とあなたは先生のように言うかもしれない。けど、どれだけの人が理解しているのだろうか。 資本論では共産主義が

          資本主義の先って何?

          かつて林業地はどんな姿だったのか?青森ヒバを識る。

          このシリーズをようやく再開していく。前回の記事はこちら。 青森ヒバは天然3大美林にも数えられる林業地だ。50年前の状況を都道府県別林業総覧から知っていく。 一言で青森ヒバといっても、純正林と混合林の2種類がある。それは津軽と南部でちがい、藩政時代の林政の方針の違いであった。 そもそもヒバとはどんなものなのかヒバ材は、腐りにくいため、建築用材、土木用材として重宝されてきた。また現在ではヒバオイルなどは殺菌効果がとても高い。その特徴は、ヒバ林の土壌にも影響を与え、葉が残りや

          かつて林業地はどんな姿だったのか?青森ヒバを識る。

          どうして毎日更新にこだわるのか

          雑記、つまり日々考えていることを書くというのは、簡単なようで難しいみたいだった。 今までは思いついたから書こうという姿勢だったのが、今日書くお題が決めてあって、それにこたえるのは私にとって難しいようだ。 さてなぜ私が note の毎日更新にこだわるのか、それはストレスがかかるからだ。 はっ?って思った方は多いだろう。私自身も書いていて、意味不明だ。 なんなら、バカだと思うかもしれない。だって世間ではストレスをなくそうみたいな論調が一定数あるのにも関わらず、自らを追い込

          どうして毎日更新にこだわるのか

          【シン・二ホン】シン・二ホンから林業・木材業の可能性を探る1-3

            本日はシン・二ホンシリーズを更新していく、前回はデータ時代にブラックボックス化はNGと書いた。今回はデータ時代では収益構造が二重化するらしい(本書p43)が、林業・木材業ではどう実現できるか考察する。   本書では、あらゆる商品・サービスが常にフィードバックを受け、永遠に完成せずまるで“生きている”ように成長する。つまりソフトウェア・アプリのサブスクリプションモデルがすべてに適用する。今まででも、わびさびとして変化していったが、これからは機能・性能がアップデートする。林

          【シン・二ホン】シン・二ホンから林業・木材業の可能性を探る1-3

          【再開】今後のnoteの進め方

            5日間ぶりにnoteの更新をする。せっかく36日間連続更新していたのに、もったいない。ただ更新をできなくなった理由は明らかで、無理しているかつ、クオリティを維持できなかったからだ。   私は平日の日中は別の仕事をしているため、noteを更新することはできない。であるならば空いている時間は朝か夜になる。いままでは、帰宅後何を書くかから決めて書いていたが、疲労も相まってネタに困ることが多々あった。   だからこれから更新を継続するにあたり、現時点での課題は①企画を毎日たて

          【再開】今後のnoteの進め方

          【都市論】農業機械と人口移動

          今度愛媛の友人と日本人の自然に対する価値観について対話することとなった。対話のきっかけは、その友人たちを話すのならば、そのテーマがよさそうだと思ったからだ。実社会にすぐにいきるわけではないが、アカデミックな話というのはしていてなかなか楽しい。 なぜ都市の話をするのに、自然の話をしたかというと、それは自然と都市の対比をし、自然をより深く理解したいと考えたからである。 私は今まで農山村が社会の下部構造にあって、都市が上部構造にあるものだと考えていた。しかし、都市の原理によると

          【都市論】農業機械と人口移動

          【シン・二ホン】シン・二ホンから林業・木材産業の可能性を探る1-2

            1週間前に投稿した本シリーズが多くの方に見ていただいて嬉しい。今日はその続きを書いていく。   前回の内容はデータ×AIの波が時代とともに押し寄せてきており、林業でデータ×AI化できる領域・工程はどこで、その領域に取り組んでいる企業の一部を紹介した。今回は1章にあるデータのオープンソース化について書いていく。 データ時代にブラックボックス化はNG  本書42Pにはマッシュアップエコノミーの時代になると書かれ、Uberを例にして解説している。Uberは顧客とドライバーを

          【シン・二ホン】シン・二ホンから林業・木材産業の可能性を探る1-2