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【後編】ヘルスケアの新領域「CELLA.」を発進。芦名勇舗が「強くあること」を貫く理由
慶應アメフト部主将、電通のコピーライター、プルデンシャル生命保険の最年少営業所長、ハリウッド俳優――。多彩なキャリアを経て、現在は「CELLA.」を中心にヘルスケア事業を展開している芦名勇舗さん。後編では、芦名さんの筋トレや健康習慣をさらに深掘り、「攻略」という哲学がどのようにキャリアへの挑戦に影響を与えているのかを伺いました(前編はこちらです)。
芦名さんの筋トレ② 筋トレしたくない日は、こうする
― 芦名さんご自身の好きな部位や「もっとこうしたい」と思う部位はありますか?
好きな部位という感覚はありませんが、全部イケてると思っています。課題を感じるところもそんなにありませんね。
― 好きなスポーツウェアブランドはありますか?
スニーカーではonが好きです。クッション性が高くて履き始めてから人生が変わったと言っても過言ではないくらい、歩きたくなります。ウェアでは「これがないとトレーニングできない」という状態をなくしたいので特にありません。
― 「今日は筋トレしたくないな⋯」という日はありますか?
あります。でもそんな気持ちはまったく問題ないと思っていて。ただ、気分と行動は別なので「やりたくなくてもいいから、とりあえずジムには行く」という感じですね。
― トレーニング中はどのような曲を聴いていますか?
特にこれといったこだわりはなくてYouTubeMusicでランダムに再生していますね。9割は洋楽でだいたいトップチャートに入っている曲を聴いています。
― 男性も女性も30代以降になると体に変化が現れ始めると言われています。芦名さんは20代の頃と比べていかがですか?
無理をしなくなりました。今でも高重量は狙うんですが、回数をやるようにしていますね。多くの方がおっしゃっている体の変化は単純に運動不足ではないでしょうか。体型が崩れてしまうのは年を取ったからではなく、昔よりも運動しなくなった、デスクワークが増えた、歩く時間が短くなった。つまり、消費カロリーが少なくなっているだけのように思います。中間管理職になって、タクシーで移動したり営業で外回りしなくなったりして活動量が減っているのではないでしょうか。
芦名さんの筋トレ③ 実は、プロテインは飲んでいない
― 芦名さんは筋トレをした後、プロテインは飲んでいますか?
飲んでいません。シェイカーを持ち歩いたりするのが面倒なんですよね。
― ジムでしっかり摂っていらっしゃるイメージがあったので、意外ですね。食事で気をつけていることはありますか?
まず、普段の食事でタンパク質を多めに摂るように心がけていますが、鶏肉か魚か、脂身が多いか少ないかは気にしていません。次に、ベーコンやソーセージといった加工食品を食べないようにしています。今はお酒も飲んでいませんね。さらに、食材の質に気をつけていて野菜はオーガニックのものを買っています。
― 仕事が忙しくてランチを食べられない時、コンビニに行くとしたら何を買いますか?
コンビニで食べ物は買いません、水とお茶しか。会議が続いている時などは干し芋やナッツでごまかしています。
― 食事を抜くと筋肉が減りやすいと聞いたことがありますが、夕食でリカバリーするなどしていますか?
がんじがらめに「食生活はこうあるべき」とは考えていません。何をするにしてもリラックスした状態でできることが一番パフォーマンスが続くので、自分で足かせを作らないようにしています。
― 外食する時はどのようなお店を選んでいますか?
和食が多いです。その中でもタンパク質と味噌汁が食べられる定食を選んでいます。
明日があるとはかぎらない。やりたいことをやったらいい
― 芦名さんは男性として強くあることに関して感性が研ぎ澄まされていて、ストイックさを感じます。
そもそもアメフトや野球をはじめとするスポーツの経験が大きいと思います。上手くいく時はやる前から上手くいくと確信しています。野球でもヒットが出る時、バッターは打席に入った瞬間に打てると思っているし、ピッチャーなら投げる前から打ち取れると思っている。営業でも売れる営業は売れる顔している。そういうところで勝負が決まる気がするからこそ、いつも自信のある振る舞いを心がけています。
― 今後、芦名さんが挑戦したいことをお聞かせください。
今は3つあり、1つ目が「身体の攻略」、2つ目がもっとラクに稼ぐための「経済の攻略」、3つ目は「音楽の攻略」です。3つ目の詳細はまだ決めていませんが、講演のご依頼が多い中、いつも私と参加者の皆さんが1対100で集まっていてミュージックライブと同じだ、登壇しているところにエンタメを加えたらさらにおもしろくなるだろうな、と。私が音楽に足を踏み入れたい理由、一つは人前に出た時は絶対に勝てるから。それで俳優になろうとアメリカに行きました。もう一つは本当は俳優よりも歌手になりたかったから。今はまだプロのレベルに及びませんが、やりたいことは間違いなく音楽だし、やりたいことはやった方がいいから。
― YouTubeチャンネル「ASH RADIO」では1300本以上の動画を配信していらっしゃいます(2025年1月現在)。フォロワーの皆さんからよく頂くお悩みは何でしょうか。
「上司がこうです、会社がこうです。芦名さんだったらどうしますか?」という環境に対するご質問が多いですね。皆さんのご年齢までは分かりませんが「芦名さんには変えられる力があるはずだから、こんな時どうしますか?」と聞いてくる方や、「芦名さんから回答をもらえたら元気になる」と喜んでくださる方もいらっしゃいます。ASH RADIOのテーマは「愛とユーモア」。「それはそれでいいんじゃないか」「やりたかったらやったらいいよ」と愛を持って回答することが価値なんです。
― 芦名さんだったらネガティブな環境を打破して突き進むはずだとフォロワーの皆さんは動画をご覧になっていると思います。一方「芦名さんみたいに体が大きくないし、大企業に勤めていない」とご自分の可能性に不安を感じている方もいらっしゃると思います。そんな方にぜひメッセージをお願いします。
自分がやりたいことをやったらいいんです。また、私の体格が羨ましいなら同じように20年間筋トレをしてみたらどうか。私が慶應卒で羨ましいなら同じように3年間死ぬ気で勉強したらどうか。私からすると「やっていないだけ。やったらいいじゃないか」と背中を押したいんです。それに人生は短いし、明日があるとはかぎらないのに「3年後には」「30歳までには」と先送りしていませんか?人生が死ぬまでの暇つぶしなら、やりたいことをやった方がいいんじゃないでしょうか。
― 芦名さん、お話をお聞かせいただきありがとうございました。
芦名 勇舗(YUSUKE ASHINA)
アメフト選手として慶應高校、慶應大学、U19日本代表それぞれで主将を務め、全国優勝を果たす。新卒で電通へ入社しクリエーティブ局コピーライターとして活動。プルデンシャル生命へ転職し2014年に同社史上最年少で営業所長に就任。2016年に米国ハリウッドにて俳優デビュー。
起業家として2018年にパーソナルジム「BVEATS」、2021年にフィットネスクラブ「GYM&SAUNA」、2023年にファストサウナ「SAUNA XX」、2024年にヘルスケアコーチング「CELLA.」を創業。フィットネス ✕ ヘルスケア ✕ マネジメントの経験を活かし、これまでのべ3万名を超える顧客をサポートする。
(企画・取材・執筆:佐野 桃木)