![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/171984260/rectangle_large_type_2_7e9fc9566be9bbc7118f4c15ec0204ff.png?width=1200)
【前編】ヘルスケアの新領域「CELLA.」を発進。芦名勇舗が「強くあること」を貫く理由
慶應アメフト部主将、電通のコピーライター、プルデンシャル生命保険の最年少営業所長、ハリウッド俳優――。多彩なキャリアを経て、現在は「CELLA.」を中心にヘルスケア事業を展開している芦名勇舗さん。前編では、芦名さんの学生時代、CELLA.の概要、また芦名さんご自身が行っている筋トレについて伺いました(後編はこちらです)。
「漫画やゲームはやったことがない」野球中心の少年時代
― 芦名さんの自己紹介をお願いします。
現在(2025年1月)CELLA.、BVEATS、SAUNA XXなどヘルスケアやフィットネスを中心に事業を展開しています。私は慶應義塾高校、慶應義塾大学のアメリカンフットボール(以下、アメフト)部にてキャプテン、新卒で入社した電通でコピーライター、プルデンシャル生命保険では同社最年少の営業所長として務めた後、ハリウッドで俳優業を経験しました。それまでの「フィットネス ✕ マネジメント」の経験を活かし、日本に帰国してからはBVEATS株式会社を創業して健康的な生活の実現を手助けする事業を複数展開しています。最近ではYouTubeチャンネル「ASH RADIO」でフォロワーの皆さんからのお悩み相談にも答えています。
― プライベートでは何をして過ごすことが多いですか?
家族といろんなことを経験するようにしています。私にとって6歳の娘が成長していくことが初めてなので、家族みんなで旅行したり一緒に過ごしたりすることが多いですね。娘は今、公文やバレエ、バイオリン、スイミング、テニスなどの習い事をしていますが、子どもの毎日は変化や成長の連続です。その一つ一つを見守りながら楽しんでいます。
― 芦名さんご自身はどのようなお子さんでしたか?
実は、世の中の男の子がハマるような漫画やゲームをまったくやってこなかったんですよね。ファイナルファンタジー、ワンピースと言われても分からなくて。小学生の頃は6年間野球をやっていて、ポジションはご覧のとおり4番でキャッチャーでした。どんなスイング軌道からどんなボールが飛ぶのか、こうやって打った方がホームランが出るのになぜコーチはみんなに教えないのか、といつも野球のことばかり考えていました。
中学校に入学すると野球部からお誘いがあって一時的に入部しましたが、母から「プロ野球選手になるか、慶應に行ってエリートになるかを選びなさい」と言われて1年生の春で辞め、3年間帰宅部で受験勉強をしていました。
― 芦名さんは電通、プルデンシャル生命保険、ハリウッド俳優を経て、2016年から経営者として独立してBVEATS、SAUNA XX、CELLA.と事業を立ち上げていらっしゃいます。多方面の企業からヘッドハンティングやお誘いがあった中、社会人に戻ろうと考えたことはありますか?
ありません。ラクに稼げる方法やラクに人間関係を構築する方法、つまり「いかにラクに生きられるのか」を探し求めたら経営者以外に選択肢がなかったんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1738041205-KyrT5XUDFcNCB1bxdzgmonOV.png?width=1200)
「ジムに通わなくてOK」。世界のどこでもダイエットできるCELLA.
― 2024年に誕生したCELLA.は単なるダイエットではなく、テロメアを伸ばすことを目的にした、生活習慣の改善を行うヘルスケアコーチングプログラムですね。
CELLA.はノーベル賞を受賞した細胞研究にもとづいて開発されており、毎日の運動や食事、睡眠、水分、温活、柔軟といった生活習慣をデバイス管理するだけでなく、日々の「小さな約束」を達成することでダイエットが実現できる仕組みになっています。
1週間は168時間ですが、1時間のジムを週2回行う場合、1週間のうち約1.2%しか健康に時間を費やすことができません。生活そのものを変えることで、パーソナルジムに通う3倍以上のカロリー消費ができるだけでなく、体脂肪や老廃物の排出、肩こりや腰痛も解消できるとユーザーからご好評いただいています。フィットネス業界が抱えている課題から着想を得てトレーニングや食事を「教えること」から脱却し、場所や時間の制約なく「生活習慣に寄り添ったパーソナルなサービス」を目指しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1738040568-x7tpeguZylaWFKBzdAE25JMf.png?width=1200)
そもそも私が人生を通して考えているテーマは「攻略すること」。例えば、学生だったら受験をどうやって攻略するのか、社会人だったら営業やクリエイティブをどうやって攻略するのか、親だったら子育てをどうやって攻略するのか。同じように、世の中の方々が30歳を超えても太らないようにするためには体をどうやって攻略しようかと考え、CELLA.を作りました。
では、なぜヒトの体は太ったり痩せたりするのか。それはシンプルで、消費カロリーが摂取カロリーを上回るか否かだけなんです。ところが、たいていの方は自分の消費カロリーや摂取カロリーがいくつなのかも知らない。それを見える化して運動や食事を管理するようになったら確実に体や健康を攻略できるようになります。
― ユーザーの皆さんからはどのようなお声が上がっていますか?
「仕事が忙しくてついダイエットを先延ばしにしてきた。正しい知識を教えてもらって順調に痩せられた」「他のジムに通っていたのに痩せなかった。私の生活に合った提案をもらったおかげで我慢せずに減量できた」というお声を頂いています。また、CELLA.のカリキュラムには血液循環を良くするためにストレッチがありますが、60歳の経営者の方から「タクシーを使わず歩く、食事に気をつけるなど妻が知らないところで努力をしてきた。自宅でCELLA.のストレッチをしていたら初めて『毎日頑張っているね』と褒められた」という微笑ましいメッセージを頂いたこともあります。
芦名さんの筋トレ① いつも鍛えているのは、この筋肉
― このパートでは筋トレについて質問します。毎朝「今日のトレーニングメニュー」をX(旧Twitter)で投稿していらっしゃいますが、筋トレ自体はいつから始めましたか?
アメフト部に入った高校1年生の頃からです。当時は「体を鍛えなければならない」なんて思ったことはありませんでした。部活ではオリジナルの筋トレメニューをやらないと顧問や先輩から怒られるので「やらなければいけないもの」でしたね。高校から大学まではイヤイヤやっていました。
本格的に体を鍛えたいと初めて思ったのは社会人になってからです。クラブチームでアメフトをしていた頃、大学時代の試合だったら相手を倒せたのに、社会人になったら相手の体重が重くなっていて押すにも引くにも力が必要だと実感しました。
― 現在、どれくらいの頻度で筋トレをしていますか?
だいたい週4回で、筋トレだけで1回30分くらい。基本的にはビッグ3(スクワット、デッドリフト、ベンチプレス)を鍛えています。
― 筋トレした翌日は筋肉を休ませた方がいいという声も聞きますが、毎日行っても問題はないのでしょうか。
ボディービルダーでないかぎりは問題ないですね。そもそも筋肉を破壊するほど一般の方は追い込めていないはず。皆さんはボディービルダーが言っていることを真似しているんだと思いますが、彼らは腕だけで1〜2時間かけて鍛えているので、そのレベルでやっていなければ毎日でも大丈夫。部位分けしている方もいますが、ボディービルダーを目指していないなら、そこまでやらなくてもいいと思います。
―― 後編では、芦名さんの筋トレについてさらに詳しくお送りいたします。お楽しみに!(後編はこちらです)
(企画・取材・執筆:佐野 桃木 写真提供:CELLA.)