結婚願望ゼロだった女が結婚してよかったことを考えてみた
前からフォローしてくださっている人からは
え、こいつこんな文章書いてるくせに結婚してんの?!
という声が聞こえそうだが、
私は25歳のときに結婚した。もうすぐ2年が経つ。
元々、結婚願望がなかった人間なので今まで
結婚してよかった〜〜!!
という瞬間は正直あんまり無い。(ごめん夫)
なのでこの記事を書こうと思ってから、
2週間は考えた。
結婚して良かった〜!という瞬間が無い
ということは、よく言えば
独身の頃と大して変わらない生活が出来ている
ということなのだろう。
これに私は割と満足している。
婚活界隈によくいる
ハイスペ(笑)と結婚して、今よりも
贅沢な暮らしをしたい人からすれば、
生活が一人の頃と変わらないなんて
結婚する意味がない!と思われるだろうが
結婚は人生逆転ツールではないので
最初からそんな目標持って結婚をすること
自体がめちゃくちゃナンセンスだ。
人にそんな期待をする前に、自分ひとりの人生を
まず考え直したほうがいい。
結婚は一人で楽しく生きている人が
二人でも楽しく生きていくものだと思うので。
あと、自分が稼ぐ能力がないくせに
パートナーに生活水準を引き上げてもらおうと
する発想が、人としてすごくショボい。
そうやって結婚を機に他人の人生に
フリーライドしようと企む人は多いが、
自分自身の価値が下がるだけなので私はしない。
話を戻すと
私は自分一人でも満足して生活していたため
それよりマイナスにならなければOK〜くらいの
感覚で夫と結婚した。
具体的なマイナスといえば
モラハラ、アルコール・ギャンブル中毒、
DV、浮気癖などがあるが
夫にはこれが無い。それっぽい片鱗も無い。
洗濯やって!ご飯作って!という類の
頼み事をされた事も無い。
必要な時には夫本人が自分で全てやっている。
なので私の精神が削られることが一切無い。
これらは普通の事のように感じていたが、
結構すごい事なんだと
まわりの既婚者の話を聞いていて気付いた。
ほとんどの男が結婚した途端に
家では何も出来ないアカチャンになり、
自分は外で稼いでくるのだから
料理や掃除は妻にやってもらうのが当たり前だと
思っている。自分の家、自分の生活なのに。
そりゃお前ら離婚されるよ。いらねえもん。そんな男。
なんや、惚気かい。とここで記事を
閉じられそうなので本題に入るが
結婚して一番よかったこと、それは
夫にだけモテ続ければよくなったことだ。
これはわりと人生の中で
デカいポイントなのではないかと感じている。
まあこれが私が20代前半の
色んな男を片っ端から味見していた頃だったら
考えられないことだったと思うが
アラサーになり、タイプの男が現れるたびに
そいつにモテるための努力をする気力も体力も
少しずつなくなってきている。
成人してたった7年しか経っていないのに
ちゃんと老いていて辛い。
もちろん、一人の人に飽きずに長く
モテるためにもそれなりの努力が必要だ。
夫とは一緒に住んでいるのでダメな部分を
見られるリスクもある。
だが努力する方向(夫の好み、思考の傾向)が
分かっているので、やみくもに消耗せずに済む。
そういう部分が独身時代よりはかなりラクである。
ちなみに夫一人のために努力していると
他の男にも魅力的に映るらしく、
結果的に広い範囲の男からモテるようになるので
女は自分のためにも結婚してからの努力は
やめないほうがいい。
タイトルからしてもうちょっと優しい、
ほっこりした話になると思っただろうが、
実際のところはこんなもんだ。
トータルすれば、私の人生において結婚は
今のところプラスにはなっているが
結婚は長期戦のギャンブルなので、何十年後かに
自分が死ぬ時まで勝ち負けの結果はわからない。
だからその時までこの記事を残しておいて、
最後に見返すのが私はすごく楽しみなのだ。