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大学行くかどうかより「大学で何を学ぶか」の方が重要やと思う件🏫

「君は大学行ってたらもっと違う道を選べたんやろうなぁ」
現職で会長からこのように言われたことがあります。
私は謂わば高卒の身ですから、新卒時点で選べる仕事というのは割かし制限があった身分でありました。

如何せん大学に行くお金なんてものは家にありませんでしたから、私は就職をして今に至ります。

さて、だいぶ前になりますが、Xで下記の内容が貼られたツイートを目にしました。

今どき高卒は相当ヤバイというツイート

このツイートにはそれなりに批判が殺到しまして、その影響で消されたようですが、私は上から3段目の項目はほぼ全て該当しております。
それはそうと、では仮に自分が大学に行ったとして、今の人生はマシになっていたのか、ということを少し考えることがあります。

まぁ結論から言えば「文系大学を出ていたら今と大して変わらないだろう」ということを考えますね。
理系ならいざ知らず、文系大学を出ても「大卒じゃないとできないような仕事」ってほぼ就けないからです。


🏫同志社を出ても不動産営業

過去記事の再掲となりますが、同志社を出た人間が当時の私よりずっと地味で大変な仕事をしています。
不動産営業はコミュニケーションスキルこそ身に付くと思いますが、宅建を取らない限り専門的なスキルというのはなかなか身に付きません。
また、薄利多売の賃貸とギャンブル性の高い売買、どちらを取っても苦労が多い商売です。
職業からして高卒でも充分にでき、学力よりもセンスと根性が必要なので未経験の中途採用もたくさん行ってます。

同志社を出てコレなので、良い大学を出たからと言って良い仕事を得られるとは限りません

💸大卒でも中小企業就職では大してメリットがない

「就職のために大学へ行く」という選択をする場合、恐らく7割以上の人間がペイに対するリターンは得られないと思います。
確かに生涯年収という点で見ると大卒男性が一番多くなっていますが、学生ローンの返済との差益がいくらになるかが問題です。

そして高卒も大卒も中小企業就職に於ける生涯年収の差はあまり大きくないのです。
中小企業就職における生涯年収の差は男性で1500万円となっていますけども、だいたい4年間の学費で400~500万円掛かりますから、差分は1000万円と言ったところでしょうか。

言ってはなんですが、転職が盛んな時代になればなるほど1000万円程度の差は縮めることは可能です。
極論から言えばFラン大を出るくらいなら高卒で応用情報技術者を取った方が全然マシかもしれません。
基本情報技術者を取れば高卒でもIT業界での就職は全然可能(IT業界は学歴が低くても入りやすい職種)なので、大卒中小企業就職との年収差を埋めるのは難しくないのです。

📖何を学んで何を社会に還元するのか

大学に行くって言うのは「何を学んでどう社会に還元するのか」って言うのが大事やと思うんですよ。
その点で理系の方が実践に結び付きやすいので理系の方が役立つと思うのですが、結局、大学に行っても誰もが羨む良い就職先を得られるのは1割程度と思って良いです。

まして高校と違って大学はいつからでも入ることはできます。
松田聖子の中央大学卒業が話題になりましたが、2部や通信教育部は何歳からでも入り直しが利きます。

単に就職のためなら、高卒でも専門資格を取って就職すれば年収1000万円差は埋められるので、大学に行くなら「何を勉強したいか」って言う目的意識の方が大事なんじゃないかな。

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