〜始めの街・ベルファスト編〜③出会いが旅のスパイス
ベルファスト到着1日目、たまたま出会ったタクシー運転手のギルさんが僕らのベルファストで訪れるパブを紹介してくれたり、バスツアーの添乗員さんがお酒の飲めないライムちゃんだけ蒸留所ツアーからタイタニック・ミュージアムへのツアー変更してくれたりと、アイルランドでの僕らの旅をアレンジしてくれるのはいつだって現地での人。
もともとの計画では2日目の現地ツアーでアイルランド最古の蒸留所『ブッシュミルズ蒸留所』を訪れる予定だったのだが、ブッシュミルズ蒸留所の人手不足でツアー受け入れが中止となり、代わりに組まれたのが新鋭の『タイタニック蒸留所』見学。
新鋭といっても最近できたというわけではなく、古くから使われている蒸留所が新しい銘柄を作っている、と捉えたほうがしっくりくる。
ツアーの最後に向かった蒸留所見学でも、素敵な出会いが待っていた。
蒸留所に入ってすぐ、見学ツアーを持っている時に、おのぼりさんよろしくで蒸留所内の樽やら古い建屋内を写真に撮っていたら、ニコニコと蒸留所のおばさんが近づいてきて「写真撮ってあげようか?」と声をかけてきた。
お願いします~とカメラを渡して記念にパシャリ📷
これで終わらないのがアイルランド。
カメラを返しがてら「日本から来たの?私の娘が日本大好きなの!」と話し始めるおばさん(笑)
そしてアレコレ日本の事を聞きたい!と早口で話し始め
「蒸留所のツアーはどうだった?楽しめた?味はどう?お口に合ったかしら?」
という話のくだりでようやくこちらが
「いえいえ、これから見学させてもらいます!」
と言うと
「アラ!まだだったの!?じゃあ楽しんで!」
と、ようやく話がとまった(笑)
しかしそれでも終わらないのもアイルランド。
その後、見学を終えて元のエントランスにもどった際におばさんを見つけてせっかくだから記念に一緒に写真撮りましょうよ!と話しかけると、もちろんOKよ!と笑顔で記念撮影。そして
「明日の予定は?ベルファストにはいつまでいるの??」
と聞かれたので、明日にはコークに経つんですよと伝えると残念そうに
「まぁ、なんてことなの!でも大丈夫!よかったらコレを読んでね。」
とお手紙を頂いた。
帰り道にお手紙を読むと
「明日は私は仕事が休みなの。だからもしお茶を飲みたくなったら連絡して!あなた達を家のティータイムに招待するから!それとベルファスト近郊を見て回りたいなら車を出してどこへでも連れて行くわ!」
と書かれていました。
こういう、あっという間に相手と心をきっ開いて繋がれて、基本的にオープンな性格の人が多いのがアイルランドなんだよなぁ、20年経っても本当にこういう気質って変わらないもんだと改めて感じた。
きっと一人旅だったら予定を変更してあと2~3日ベルファストにいただろうなぁ。
気さくなおばさんとは連絡先を交換したので次にアイルランドに行くときにはティータイムにお邪魔しよう☕
by てんちょ
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