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住みたい田舎ランキングNO.1のまち「いすみ」を歩く。

 ランキングってキャッチ―だけど、いい場所と思うかどうかは自分との相性だしなぁ、とぼんやり思いつつ、静岡から電車に揺られて3時間、千葉県いすみ市を訪れました。どんな言葉より、やっぱり直接行くと印象はガラッと変わります。α7C+55mmで切り取る港町が気持ちい。あぁ、これは住みたくなるなぁ。百聞は一見に如かずでした。

房総半島の太平洋側中腹に位置するいすみ市

 でっかい房総半島の太平洋側(外房そとぼうと呼ぶらしい)の中ほどにあるいすみ市。移住先として人気のまち。とくに海好きの人がたくさん移住してくるらしい。

 玄関口にあたる大原駅には、東京駅から特急わかしおだと直通70分、それ以外だと2回のり替えて2時間かかります。千葉駅を出てからしばらくすると、車窓が田園風景になっていることには気づいていましたが、大原駅に降りるとこれが千葉県?と驚いてしまうほどのどかな空気。えらいところに来てしまった…。

とはいえ、駅前にはカフェやお店があります。
NTTの電波塔が青空に映える
JR駅の横にいすみ鉄道駅あり。

いすみ市を散歩

 荷物はできるだけコンパクトに。カメラは私のメイン機α7Cと、小さいくせにいつも旅先でわくわくさせてくれる55mmレンズだけつけて。この判断は正解だった。

 大原駅にはコインロッカーはないので、荷物は最小限がおすすめです。

いすみ鉄道に乗る

いすみ鉄道の国吉田駅にいきました。

待合室?が電車のソファ。柔らかい日差しと相まってとてもレトロで素敵な場所に。
みんなでお花の植え替え作業
まちの雰囲気によくなじむ、かわいい電車
車窓。田園風景が続く
黄色いボディ

海を目指す

 再び大原駅に戻り、海を見ようと、まずは駅から1.5km、大原漁港まで歩いてみることにしました。

線路沿い
セイタカアワダチソウの黄色が目立つ季節
レトロな景色をみつけては撮ってしまいますが、けっこう新しい家も建てられていて、健康的な流動性を感じます。
漁業の町
気になる小道
お寺とお墓に向かう道のようでした
ベニシジミ
この日はとっても天気がよかった

歩いて10分ほどたつと、急に、港の気配が色濃くなります。

きらめく青色。海だ!
これが大原漁港

大原漁港

 おぉ海だ!と心の中で叫びながら、思わず速足で港へ。

平日の昼だったからか、人影がほとんどありません
晴れててよかった
港の周りは魅力的な路地が多い

高台から見下ろしたくて、小浜八幡神社へ

 ここら辺で一番見晴らしがいいよ、と教えていただいた場所へ。Googleマップだとうまくたどり着けなくて困ったな、と思っていたらまちなかに看板があって助かりました。

漁港にあった看板に導かれ、2分ほどで鳥居が見つかる
いくつか曲がりくねりながら階段を上ると神社が
神社の周りをぐるりすると・・
この見晴らし!

 歩き始めた時は「いい町だなぁ」だったけど、高台からの景色をみている間に、「これは暮らしたくなるなぁ」に代わっていました。

岬にいやされ1回休み

 神社の横に八幡岬。ベンチに座れば眼下にひろがる青い海、爽やかな風。

このベンチで30分ぐらい休憩。このまま寝たかった。
ベンチからの景色。丹ヶ浦を見下ろす
今日来れてよかった

 神社を下ります。

眼下にひろがるいすみ市街地
途中、意味ありげな空間・・とおもったら、城址でした。これだけ見晴らしいいもんなぁ。
城址からの見晴らし。奥にみえる赤白のタワーは駅前にあったNTTだ。

再び駅へ

 そろそろ帰りの電車の時間。後ろ髪をひかれつつ駅に向かいます。

奥にちらりと海が見える路地
駅前の洋菓子店によってお土産とおやつを購入
大原駅に戻ってきました。
帰路はわかしお。70分で東京に着くはず
洋菓子店で買ったキウイアイス。爽やかな甘さで美味しかった。

暮らしたくなるまち

 今回はたった数時間のお散歩でした。いすみ市の2%ぐらいしか見れてない。でも日常を感じられる町並みを歩いたおかげで、移住先として人気になる理由が分かった気がします。出会う人がみんな、それぞれの形で自分たちのまちを愛している。
 人口3万人、駅前は便利とは言い切れないけれど、このまちは便利の天秤ではかる場所ではないのでしょう。ここでどんな人と出会い、どんな風に暮らせるか、それを描けた人たちが吸い込まれるように移住してしまうんだろうな、と思います。私も静岡に移住してなかったら、運転免許をとって移住したかも?
 観光地としてはメジャーじゃないかもしれませんが、ぜひ一度訪れてみてください。とくに「海がみたい!」と思ったとき、湘南の海が眩しすぎる人は房総半島に向かうといいかもしれません。優しい海が待ってる。


 いすみ市については、こちらのサイトで知りました。

#旅のフォトアルバム


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