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ファスティングの科学④


1日3回の食事は、人間にとって比較的新しい行動です。何千年も前から、私たちの祖先は、1日にたった1回の食事しか食べなかったか、数日間に1度の食事だったかも知れません。

人は進化する過程で、食べ物の収穫がなかったり、食べ物をめぐる争いのため、食べる事が困難な状況が多く、そうした状況にも適応できるように、遺伝子がプログラムされてきました。
(倹約遺伝子:飢餓に備えてエネルギーを節約し、脂肪を蓄えるという遺伝子)

それゆえ、人は、飢えには適応できますが、食べ物の過剰摂取に適応できる様にな
っていません。


いわゆるプチ断食と呼ばれているファスティングの代表的な方法は下記の2つです。

① 14:10 (14時間のファスティング、10時間の間に食事)
② 16:8 (16時間のファスティング、8時間の間に食事)

①と②どちらが良いかは、比較検討されていませんが、どちらも単純に朝食を抜くだけで良さそうです。1日2食が本来、健康でいられる食事回数かも知れません。

厳密には、ファスティングというと、1日800kcal以下に抑える必要があるので、週に1回 or それがストレスに感じる様であれば2週に1回のカロリー制限で良いかと思います。

現代人は、空腹を楽しむ事が必要です!


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