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ユニフォームを観察しよう!【マイアミ・マーリンズ篇】

 しばらくこのコーナーをお休みしていたが、WBCやオープン戦がひと段落ついたので再開することとした。復活第1回はWBCの舞台となったフロリダを本拠地に持つマイアミ・マーリンズ(以下MIA)のユニフォームを観察することとしよう。

帽子マークの魚は…

 イチロー氏が所属しており、チーム名がかなり似ているということもあってこの球団はシアトル・マリナーズと間違えられることが多い。しかしながら、マリナーズは港という意味であり、マーリンズはカジキという日本でもお馴染みの魚を意味しているので全く以て違う球団である。従って、MIAの帽子マーク「M」から顔を出すようにして描かれている魚はカジキである。これがまた秀逸なもので、後述するフロリダ・マーリンズ創設時から伝統的に描かれているものである。

 話が少し変わるが、これから暖かくなり、日差しが強くなってくる。もしこのnoteを読んでくださっている方々の中で、ニューエラやフォーティーセブンの帽子を購入しようかと検討している方がいたら是非MIAの帽子を購入していただきたい。ニューヨーク・ヤンキースやロサンゼルス・ドジャースのように「定番」ではないものの日用品として使えるデザインだ。

奇抜な色をシンプルに

 野球の方では主力選手をいとも簡単に放出してしまうことでお馴染みのMIAだが、ユニフォームに関しては非常に落ち着いたいいデザインである。

↑マイアミ・マーリンズのホーム・ユニフォーム。

 個人的に、素晴らしいと感じた点はロゴマークや背番号、胸番号の縁どりだ。通常であれば、オリックスの白色、金色のように3重の縁どりを施すはずだ。

↑オリックスの3重縁どり刺繍。
重厚感のあるデザインだ。

 しかしながら、MIAの縁どりを見ると水色はきちんと外周を走っているのだが、朱色はまるで文章の傍線のように下の方を走っているのみに留まっている。個人的な見解を言うと、この主砲で立体感を示しているのではないかと感じる。NPBではヤクルトが同じような縁どりをしているが、MIAはこれを刺繍でしているのでこちらの方が見応えがある。

「フロリダ・マーリンズ」復活に注目!

 実は今季、MIAは球団創立30周年を迎える。歴史の浅い球団ではあるものの、その時代ごとに個性的なユニフォームを身にまとってきた球団だ。MIAその原点でもある1993年のユニフォームを今季、毎週金曜日のホーム・ゲームで着用するようだ。

 このユニフォーム、現行版の黒い帽子とはカラー構成がほとんど反転しているが分かる。日差しを吸収する黒い帽子が苦手な方は、こちらが世に出てから購入することをおすすめする。

最後に

 センバツ大会が行われている中、「またこいつはユニフォームか」と思われるかもしれないが、今大会期間中の日中は忙しく、目で見ていないものを文章に起こすのは戦っている選手たちに失礼であるので書くことを控えさせていただく。

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