二軍独自の呼称を!【後編】
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前回は二軍に独自の球団名、ユニフォームを採り入れることに対するメリットとデメリットを挙げたが、まさにそれは表裏一体であることがわかった。今回は、そんな独自の球団名を考えてみよう。
ウエスタン・リーグ
ソフトバンク→福岡ギース
旧本拠地の名称が「雁の巣」だったため。雁の複数形は英語でギースから。
阪神→阪神ジャガーズ
ウエスタン・リーグになる前の新日本リーグ時代の呼称から。猛虎マークならぬ、猛ジャガーマークも復刻希望である。「阪神」は大阪・神戸の略なので、そのままが好ましいだろう。
広島→岩国レッズ
地域名は本拠地の由宇球場の所在市である岩国市から。またレッズという愛称は赤ヘルにあやかってのものだ。阪神と同じく、新日本リーグ加入時には「グリーンズ」と呼ばれていたようなので、そこを伝統と捉えて色の名前をつけた。
オリックス→大阪カーヴズ
オリックスの相性がバッファローズなので、子牛を相性に。よくオリックスのファンが勝利した時に、SNSに「子牛ほー!」と書き込んでいるので、相応しいのではないかと考えた。「サーパス神戸」にしなかった理由は、一軍のバファローズや関西の地域性などのどれとも結びつかないからだ。
中日→名古屋ワイバーンズ
阪神と同じく、中日も中部日本の略であるが、より地元意識を持った方がいいと考えたので地域名は名古屋に。愛称の「ワイバーン」は、一軍のドラゴンズとはまた違った龍のことである。
イースタン・リーグ
日ハム→鎌ヶ谷フライヤーズ
二軍は現在も関東にあるため、東京を本拠地としていた昭和48年までのチーム名から。東映フライヤーズの復刻をしても面白いだろう。
楽天→東北フォレスターズ
応援でも使われている「杜の都」というフレーズから。フォレスターズは、「森の住民たち」という意味がある。
ロッテ→浦和オリオンズ
日ハムと同じく、旧チーム名から。平日の二軍戦は、当時の一軍公式戦のような雰囲気である。
巨人→東京ラビッツ
ジャイアンツ球場は川崎にあるが、神奈川は横浜のお膝元なので東京に。ラビッツはジャビットに肖ったのと、跳ねて一軍へと言う験担ぎの二つの意味を込めた。
横浜→湘南シーレックス
過去の二軍チーム名を復活させた。いまだに復活希望の呼び声高い、洗練されたユニフォームでも有名である。
ヤクルト→東京スパローズ
雀の英訳。本拠地の戸田球場は埼玉にあるが、巨人と同じ理由で東京に。長嶋茂雄監督の「スズメ軍団」が現実に?
西武→埼玉キャッツ
一軍が白獅子なら、二軍は白猫ということでキャッツに。西武ドームの命名権を保有しているベルーナの公式キャラクターが「べるーにゃ」なので、そのままマスコットにも使えるだろう。