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中日新外国人は

 今キャンプでの鵜飼航丞や細川成也の大奮闘に隠れてしまってはいるものの、アキーノ、カリステの新外国人コンビも非常に状態がいい。今回は、そんな中日期待の助っ人を観察することとしよう。

故障もカリステは安定感◎

 昨日、カリステは右腕を故障してしまったのだが、ポジティブに考えるとこの時期で良かったのだ。しっかりと治療に励み、開幕のラインナップに名を連ねていればいいので焦ることは無い。

 彼は10年ほど前に中日にいたルナのような選手だ。高い身体能力を兼ね備えながらも、確かな技術を持って球を引きつけるように打つ打撃が非常に魅力的である。守備も俗に言うオールラウンダーで、昨季のドミニカウインターリーグではゴールデングラブ賞を獲得したと言うので心強い。この選手を起用するのならば二塁手だろう。この手のタイプは堅実で、大外れを引くケースは滅多にないのである程度計算に入れてもいいはずだ。現在、田中幹也と村松開人が熾烈なレギュラー争いを繰り広げているが、この2人が共倒れに終わったらカリステにセカンドを任せるといいだろう。打順は3番、攻撃的な布陣にするのならば2番になるのではないかと考えられるはずだ。

アキーノ、左腕キラー襲名へ好発進

 彼のような選手のことを「練習でお金が取れる」と言うのだろう。攻守のスケールがまさにMLB級のザ・助っ人外国人である。

 実戦形式の打撃練習を見ていると、左腕の橋本侑樹、そしてエースの大野雄大から特大の打球を放っていた。三振率が高いとの触れ込みではあったものの、小笠原慎之介のカーブを初見で見極めていることから選球眼は意外といいのではないか。ただ、いいと評判だった守備に関しては疑問符がつく。これはMLBでバリバリの選手にありがちな事なのだが、身体能力が高いが故に回り込まずに内野手のようにフライを追ってしまうのだ。これは広いナゴヤドームでプレーする上で非常に危険である。逸らしてしまうと三塁打は間違いないからだ。ここを開幕戦までに改善して、攻守ともに中日を支える存在となって欲しいものだ。

最後に

 この2人が確実に当たりとは言い切ることが出来ないが、その可能性は高いのではないかと予想する。ビシエドがクリンナップから外れる日も近いだろう。

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