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雑感400 ~自分らしく生きる~

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「毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。」の雑感400シリーズをまとめています。雑感は、本の要約ではなく、本との対話によって湧いてくる自由な考えです。特に「自分らしく生きる…
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#本当の自分

『自分との人間関係』雑感400_67

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 人生で最も重要な人間関係は自分との関係である 「関係をつくる」というと、対象にはどのようなものが思い浮かぶか。多くの場合は「社会」、そして親や友人・後輩・上司などの「他者」など、自分の外側との関係が浮かぶのではないだろうか。 なぜ関係が必要か。その理由の1つは「調和」するためだろう。私たちは自分を、自分の外側と調和させていくことで社会生活を送る。だから、社会や他者との関係が必要かつ重要なのだ。 もう1つ視点を付け加えたい。

『"人生の現実"と"問題"』雑感400_42

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 「人生の現実」と「問題」の違いをよく理解すること ●サッカーができない雨の日を恨んだ。 ●親に怒られ「生まれたくて生まれたわけではない」と抗った。 ●いつも待ち合わせに遅れる友人を責めた。 天気も、生まれも、他人も、程度の差はあれ自分にはコントロールできない。これが「人生の現実」だ。この人生の現実を「問題」と混同し、コントロールしようとすると、かつての私のようにエネルギーを浪費する。 生きることは「苦」であると、お釈迦さま

『自分に100%の責任を持つ』雑感400_41

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 成功をおさめ、人々から尊敬され、素晴らしい人生を送りたいなら、自分のすべてに100パーセントの責任を持つ必要があります。 新卒で経験したキャリアコンサルタント(転職支援)の仕事は、とても学びが多かった。 採用を決めるには企業、入社を決めるのは転職希望者で、自分は何も決められない。急な採用凍結や入社辞退など、コントロールできない要素に挟まれ、そのジレンマと無力感に悩んだ苦い記憶が呼び起こされる。(もちろん楽しい思い出もたくさん

『人生の目的は…』雑感400_40

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 人生の最大の間違いは、自分が楽しめることで生計を立てようとしないこと 人生の目的は、いったいなんだろう。 人生の目的は、生きながらえることだ。命あっての人生で、何よりも大切なこと。だが、この目的に強く共感し、内から力が湧いてくるような人は多くないだろう。 考えてみてほしい。週5日、8時間+αを働かなければならないから働き、平日の疲れとストレスを癒す束の間の休日を過ごし、気づくと1ヵ月、半年が経ち、「今年も早かったね」と毎年

『座右の銘「心清意自閑」』雑感400_39

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 彼は感じるままに考えるのです。感じたままに口にします。そして口にしたことをそのまま行動に移します。つまり、彼の感情、思考、発言、行動はすべて同じなのです。ですから、演説のための原稿など必要ないのです。 彼の名はマハトマ・ガンジー。 アシスタントによるこの描写一つを読むだけで、ほれぼれするほど自己矛盾のない真っ直ぐな人格がみてとれる。 『心清意自閑』(こころきよければおもいおのずからしずか) 「心が清らかで邪念がなければ、

『経験と内省』雑感400_19

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 経験は最高の教師ではない。正しく分析できた経験だけがよい教師になれる もし仮に、食べ物を食べ、消化することをしなかったら、私たちはその食べ物が与えてくれる恵みを体内に取り込むことができない。 ありがたいことに、消化は、無意識の働きとして行われる。消化という行為に意識を向けずとも、私たちは、食べさえすれば恵みを受け取れる。 私たちを育ててくれるものは、食べ物だけではない。日々、人生のあらゆることを経験しながら、人は成長してい

『自己イメージ』雑感400_18

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 あらゆる状況において、個性的で才能豊かな本当のあなたを示すために、偽りなく、誇り高く、完全で、満ち足りた、信頼のおける自分でいられるよう自分が定義したイメージに一致する行動を毎日取る。 人は無意識に、無自覚につくられた自己イメージに引き寄せられるように、判断や行動を繰り返している。そうしてまた、新しい自分が肉付けされていく。 今あなたが自分に対して持っているイメージは、誰がつくり出したものだろう。期待を寄せる両親か。同調を求

『人格を選ぶ』雑感400_17

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 才能は選べないが、人格は自由に選べる 「自分はこういう人格である」と、人格に従属することは簡単だ。しかし、そうしたくない人まで、わざわざ付き従う必要はない。人格は自由に選べるからだ。 私たちは、何かを選択するたびに、人格を作り上げている。 今は「大寒」、1/20~2/3が1年で最も寒い時期とされる。言い訳をするつもりはないが、今朝、あまりの寒さに、畑にいくつもりだったのにいかない選択をした。私は、困難から逃げる人格を育てた

『恐怖より自由を』雑感400_16

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 恐怖心を克服することが人生の自由を獲得する第一歩 人生は、自由を求める欲求とその欲求を打ち負かす恐怖の衝動との戦いといえる。恐怖心を克服することが、人生の自由を獲得する第一歩となる。 本来、短期的な身体的脅威を回避する機能だった恐怖心は、今や、長期的な精神的脅威から身を守る欲求となった。 例えば、誰もが持つ「人前で話す」恐怖。これは、襲い掛かられることを回避したいのではなく、「失敗したくない」という欲求のあらわれだ。恐怖心

『シンクロという道しるべ』雑感400_15

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。 シンクロニシティはその人が進むべき道を指し示す道しるべ 心理学者のカール・ユングが提唱したシンクロニシティ。それは意味のある偶然の一致のことだ。 コーチ養成機関CTIジャパンの創設者である著者は、人が生き生きと仕事ができるようになるまでのプロセスをサポートする効果的な方法を探していた。 その折に、異なるタイミングで異なる3人から「コーチングの勉強をしてみたら?」と勧められ、そこに意味を見出し、コーチングに足を踏み入れた。