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『"人生の現実"と"問題"』雑感400_42

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。

「人生の現実」と「問題」の違いをよく理解すること

●サッカーができない雨の日を恨んだ。
●親に怒られ「生まれたくて生まれたわけではない」と抗った。
●いつも待ち合わせに遅れる友人を責めた。

天気も、生まれも、他人も、程度の差はあれ自分にはコントロールできない。これが「人生の現実」だ。この人生の現実を「問題」と混同し、コントロールしようとすると、かつての私のようにエネルギーを浪費する。

生きることは「苦」であると、お釈迦さまは「生老病死」の四苦で伝える。生老病死を「現実」ではなく、コントロール可能な「問題」と捉え、コントロールしようとすることが本当の「苦」を生むのではないかと私は思う。

生老病死を「人生の現実」、つまりコントロールできないものとして受け入れ、その土台の上に、コントロール可能な「問題」に対処しながら、自分の人生を築いていくことが大切ではないか。

コントロールできない「現実」に囚われ過ぎてはいないだろうか。

コントロールできる問題に集中しよう。


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