夏模様/短歌ひとつ

その方はすらっとトラッドなスーツを半袖シャツで着崩して

大きな革張りのカバンをおもたそうに体を傾けながら

朝の陽射しの中をスタスタと歩かれて

私の前を通り過ぎました

普段ならあまり目に留まらないのですが

日陰に入った階段の登り際その方がかんかん帽をそっと頭から下ろしてひたいの汗を拭われたのでした

スーツにかんかん帽と合わせる方を、最近はあまり目にしないかなぁ

とか

でも着慣れてらっしゃるので、普段から身につけて、帽子の熱を逃しながら汗を拭ってらっしゃるんだなぁ

とか

考えながら

私もかんかん帽はちょっと、かっちり目に被りたいから

なかなか今年の夏は出番がなかったんだなぁ

と素敵に着こなしされている方を眺めながら

電車に子供達と乗り込んだ一コマでした

電車は涼しくて私達も

おもいおもいの帽子を膝に置いて

しばらく微睡むような電車の揺れに身を任せて

いつもの通院の景色ですが

自分らしく着こなしをされていた方に改めて

たのしんで毎日の服を選びたいなぁと

*

その帽子その面差しにはピッタリと

この笑顔にはぬいだスタイル

*
That hat is perfect for that look.

Nude style for that smile

*

今年の夏も僅かかなぁと

あっという間の日々ですが日傘以外の日の外出も

夏の景色として楽しみたいです

画像を使わせていただき、画像の紹介ページにも入れていただきました⭐︎

@nepaさん

素敵な夏の画像をありがとうございます


今日も読んでいただきありがとうございます

ではまた


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