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【短歌】熱に焦がれる日5首
夜空裂く
青い放電
でももっと
触れあう肩は
火傷しそうで
*
指先も
こぼれる息もなにもかも
熱くとろけた
きみ想うとき
*
濡れた肩
吸い付くような指先は
かかった呪い
もう解けないよ
*
明け方に
むき出しの腕
思い知る
あなたの肌が
残した本気
*
唇に
摘んだ花柄
押しあてて
昨日の肌を
想い恥じらう
カクヨム短歌からの第2弾。
今回は大人な夜を感じさせるバージョンです。
熱を分け合う喜びの大きさ。
けれど一度それを知ってしまうと
ひとり寝の寂しさ冷たさは……ね。
第1弾の切ない系はこちら
第3弾の可愛い系はこちら
薔薇の園での恋のお話20首連作はこちら