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【140字/空想】きみが自由を愛するから、僕はきみを愛す

ある日、僕の人魚姫が言った。

バスタブを星で満たしたい。

ヒトデの置物は重すぎたし、
金平糖は儚く溶けた。

嘆く彼女にしまいこんでいた
家庭用プラネタリウムを差し出す。

満天の星の下、
人魚姫は青く輝く尾ヒレを脱ぎ捨てた。

高原を歩くから足にするね。

得意そうな彼女は、
とてもとても可愛らしかった。

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