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【短歌】寂しさが揺れる日5首

ガラス戸を
打つ音にさえ胸焦がす
あなた待つ夜
降り出した雨

押し寄せる
雲の波間に手を伸ばす
あの日の時間
ちぎれる前に

時行きて
薄るる影かと思いきや
より際立って微笑む君かな

冷えきった指先にぎるあなたの手
世界にふたり
その意味を知る

青い朝
きみを重ねて目を閉じる
淡い微笑み
手放すまいと


初めて短歌を書いたカクヨムコンテスト。
1首部門を1つ(全32首)、20首連作を1つ。
短歌とはなんぞやとわかっているのかいないのか、
まあ、好きなこと好きな感じで書いてみよう。
とにかくリズムが命かな、なんて
自己流で楽しく作ったものからいくつかを
イメージで分けて残しておこうと思います。
今日は「寂しさが揺れる日」切ない系。


第2弾の大人な夜系はこちら

第3弾の可愛い系はこちら

薔薇の園での恋のお話20首連作はこちら


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