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【詩】輝く刹那

波打ち際の足跡。
消えて無くなる前に
そっと自分のそれを重ねる。
先行く人は
どんなに求めても届かない人。
想い想われて花開く夢。
それは憧れ焦がれても
私には決して与えられないもの。
それでも
残り香のような笑顔を抱きしめて
波と競い合うこの瞬間は
誰にも譲れない喜びに満ちている。

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