【140字/空想】僕の庭の美しさには訳がある
分厚いカーテンの向こうには
昨日の夢が隠されていた。
あんなに愛したのに切り捨てられたもの。
見ると悲しくなるからとあなたは俯いた。
だから僕は言ったんだ。
それでは僕がもらいましょう。
庭に撒けばとても綺麗な花が咲く。
朽ち果てていいものなどないのです。
夢はまた、夢の上にこそ咲くのですから。
分厚いカーテンの向こうには
昨日の夢が隠されていた。
あんなに愛したのに切り捨てられたもの。
見ると悲しくなるからとあなたは俯いた。
だから僕は言ったんだ。
それでは僕がもらいましょう。
庭に撒けばとても綺麗な花が咲く。
朽ち果てていいものなどないのです。
夢はまた、夢の上にこそ咲くのですから。