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街角で 甘い香りに振り向けば 花抱く君の 笑みはとろけて * 幸せは 僕とあなたで決めればい…
夜空裂く 青い放電 でももっと 触れあう肩は 火傷しそうで * 指先も こぼれる息もなにもか…
ガラス戸を 打つ音にさえ胸焦がす あなた待つ夜 降り出した雨 * 押し寄せる 雲の波間に手を…
痛いのは嫌いと嫌味言う前に きらめく切っ先胸貫いて 失われ朽ち果て滅び だからこそ 有限を…
買った本をまとめようと模様替えを始めた午後。開け放した窓の外、西の空は真っ暗だ。棚から取…
幸年吉日サークルさんから 秋薔薇の短歌にスキをいただいたご縁で この企画を知りました。 サ…
秋薔薇を 一人静かに 手折る朝 腕に余りて ただむせび泣く 庭に薔薇をたくさん育てています。 母方の大叔父も大叔母も狂のつく薔薇好きで どうやらその血が濃いらしい? 春薔薇は愛らしく華やかですが 秋薔薇はしっとりと憂いを帯びて。 物思う季節の花は心揺らしますね。