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虹色のバスに乗ればいいんですね? 僕の問いに彼女は頷いた。 ええ、でもちゃんと伝えてくださ…
目の前に無数の泡が見えた。 数だけ奇跡があるのさ。 光と同化した友人が言う。 だけどすぐに…
回してごらん。 その言葉に頷き黄金のハンドルを握る。 途端立ち上る炎。 けれど手を引くこと…
久方ぶりに海は後退し 現れ出た岩盤が満月の下ほのかに光る。 ここかしこ、目覚める青き宮廷の…
ギシギシと狭い階段。 登りつめた窓の向こう。 屋根瓦の波の上を雲が走り去る。 いい風だ、乗…