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メルマガ小泉悠と読む軍事大国ロシアの世界戦略

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メールマガジン「小泉悠と読む軍事大国ロシアの世界戦略」の中から興味のある記事だけお手軽にどうぞ。毎週一回更新。定期購読はこちらから https://www.mag2.com/m/…
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2020年6月の記事一覧

第18号(2018年12月21日) 見聞録ラトヴィア編

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【見聞録】ラトヴィア編●期待を裏切る古都、リガ  前回は初のバルト訪問エストニア編をお届けしましたが、今回はラトヴィア編です。順番的には先にラトヴィアに入っていたのですが、メインイベントがラトヴィアだったので、前後してご紹介することにしました。  JAL機でフィンランドに到着し、続いてフィンエアーのボンバルディアでラトヴィアに降り立った第一印象

第89号(2020年6月29日) 米国務省の軍備管理遵守報告書と米中露核軍縮の今後

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【レビュー】米国務省の軍備管理遵守報告書と米中露核軍縮の今後 本メルマガ第80号(2020年4月20日)では米国務省軍備管理・検証・遵守局の年次報告書2020年度版の内容を紹介しました。  この際紹介したように、同報告書は毎年春に要約版を公表し、夏頃により詳細な機密解除部分を含むという二段構えの公表方式を採用しています。今年はこのサイクルがやや早

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第88号(2020年6月22日)日本のイージス・アショア「停止」、ロシアではどう報じられている?

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【インサイト】日本のイージス・アショア「停止」、ロシアではどう報じられている? 驚きました。6月15日に河野防衛大臣が突如としてイージス・アショア(陸上型イージス)配備計画の「プロセス停止」を決めたことです。  これまでミッドコース(中間段階)でのミサイル防衛を担ってきたイージス艦の負担を軽減するために2017年に導入が決まったのがイージス・アシ

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第87号(2020年6月15日) ロシア軍装備計画についてのクリボルチコ国防次官インタビュー(後半)

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【インサイト】ロシア軍装備計画についてのクリボルチコ国防次官インタビュー(後半) 前号ではロシアの核抑止政策文書の公表という思わぬアクシデントがあったため、前々号で紹介したクリボルチコ国防次官の『国防』誌インタビューが前半で止まっていました。今回はその続きとして、後半をご紹介していきましょう。  翻訳は前々回と同様、AI翻訳サービスDeepLのお

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第86号(2020年6月8日)「核抑止の分野におけるロシア連邦の国家政策の基礎」公表

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【インサイト】「核抑止の分野におけるロシア連邦の国家政策の基礎」公表 今回は前回に引き続き、クリボルチコ国防次官による装備計画についてのインタビュー後半をお届けする予定でしたが、思わぬニュースが飛び込んできたので予定を変更してお届けします。6月2日、「核抑止の分野におけるロシア連邦の国家政策の基礎」と呼ばれる文書にプーチン大統領が署名し、公開され

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第85号(2020年6月1日) ロシア軍装備計画についてのクリボルチコ国防次官インタビュー(前半)

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【インサイト】ロシア軍装備計画についてのクリボルチコ国防次官インタビュー(前半) 前回の「今週のニュース」でチラッと取り上げましたが、ロシア国防省のクリボルチコ次官がロシア軍の装備計画について『国防』誌のロングインタビューに答えているので、その内容を2回に分けてご紹介したいと思います。  簡単に予備知識を復習しておくと、概ね10年周期で「国家軍

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第35号(2019年4月26日) 陸軍と海軍の境目は?

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【質問箱】陸軍と海軍の境目は?」   このコーナーでは、読者の皆様からメールや質問箱にお寄せいただいた質問にお答えしていきます。  ご質問はメールアドレス(nuclearblue1982@gmail.com)または質問箱(https://peing.net/ja/cccp1917)までお願いいたします。 ●今週の質問  前回及び前々回はロシア

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第34号(2019年4月19日) ロシア軍の装備更新状況-2

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【インサイト】ロシア軍の装備更新状況-2  4月12日の宇宙飛行士記念日に合わせて、ロシア国防省は定例の「軍需製品統一受領日(Единый день приемки военной продукции)」を開催しました。前回はこのうちの装備品に関するロシア側の発表について紹介しましたが、後編となる今回は軍事インフラの整備状況について見ていきたいと

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第33号(2019年4月12日) ロシア軍の近代化状況-1

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【インサイト】ロシア軍の近代化状況-1 4月12日の宇宙飛行士記念日に合わせて、ロシア国防省は定例の「軍需製品統一受領日(Единый день приемки военной продукции)」を開催しました。現在のショイグ国防相のイニシアチブで開催されるようになったイベントで、四半期ごとに装備品の受領状況が報告されます。  今回の軍需製品

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第32号(2019年4月5日)  「最前線の島」宮古島訪問記

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【見聞録】「最前線の島」宮古島訪問記 今回は久しぶりに「見聞録」をお届けします。  従来の「見聞録」は旧ソ連諸国やロシアの訪問記ですが、今回は宮古島。もちろん観光ではなく、陸上自衛隊の招待で、新たに開設された陸上自衛隊宮古警備隊の編成完結式に出席してきました。  この陸上自衛隊フォーラムというのは以前から陸自がやっている有識者向けのイベントで、昨

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第31号(2019年3月29日) 米露の核兵器保有数ほか

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【今月のニュース】・3月1日、新START(新戦略兵器削減条約)に基づく米露のデータ交換結果を米国務省が公表した。  データ交換は新STARTの規定に従って半年に一回行われており、1.配備状態の運搬手段(ICBM、SLBM、爆撃機)、2.配備状態の運搬手段に搭載されている核弾頭、3.配備・非配備状態の運搬手段の数が公表される。  なお、以前のST

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第30号(2019年3月22日) ゲラシモフの「トロイの木馬」演説-4

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【インサイト】ゲラシモフ参謀総長の「トロイの木馬」発言-4 ゲラシモフ参謀総長の軍事科学アカデミーにおける演説「軍事戦略発展のベクトル」全訳をお届けしています。第4回目となる今回はその完結編です。  なお、原文はロシア軍の機関紙「赤い星」のサイトに掲載されています。 (翻訳続き) 情報空間における敵対  軍事科学は最近まで、伝統的な軍事活動遂行

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第29号(2019年3月15日) ゲラシモフ参謀総長の「トロイの木馬」発言-3

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【インサイト】ゲラシモフ参謀総長の「トロイの木馬」発言-3 第27号以降、ゲラシモフ参謀総長の軍事科学アカデミーにおける演説「軍事戦略発展のベクトル」全訳をお届けしています。今回は第3回。いよいよ佳境に入ってきました。  なお、原文はロシア軍の機関紙「赤い星」のサイトに掲載されています。 (翻訳続き) ロシアの領域外における「限定行動戦略」  

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第28号(2019年3月9日) ゲラシモフ参謀総長の「トロイの木馬」発言-2

存在感を増す「軍事大国ロシア」を軍事アナリスト小泉悠とともに読み解くメールマガジンをお届けします。 定期購読はこちらからどうぞ。 【インサイト】ゲラシモフ参謀総長の「トロイの木馬」発言-2 前回(第27号)に続き、今回もゲラシモフ参謀総長の軍事科学アカデミーにおける演説「軍事戦略発展のベクトル」について見ていきましょう。  なお、原文はロシア軍の機関紙「赤い星」のサイトに掲載されています。 (翻訳続き) 理論と実践の合一  科学としての戦略の発展は、次の2つの方向性に沿っ

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