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企画のタネ採集

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#プランニング

プラレールで勝手に企画してみた 〜プランニングの「型」づくり【実践編】〜

前回、プランニングの「型」づくりの概念と4つの型例をご紹介しました。実践編と称した今回は、勝手にお題を設定して4つの型を使って実際に企画案を考えてみたいと思います。ちなみにそれぞれの型の内容は下記になっています。 ①インストール型:他カテゴリーで成功した仕組みや仕掛けを導入してみる ②コラボレーション型:他のアイデアやコンテンツと掛け合わせてみる ③スライド型:ターゲットを、シーンを、用途をずらしてみる ④エクスパンド型:コンセプトを拡張して新しい価値を考えてみる お題は

プランニングの「型」づくり【紹介編】

空手道に「平安」という型があります。型とは、突き・受け・蹴り・払いといった空手の基本技によって構成された一連の動作のことで、学ぶことで必要な体捌きや立ち振る舞いが身に付けられるものとされています。平安という型名も「体得すれば平穏無事に過ごせる」というのが由来と言われ、技を磨くために合理的な方法を突き詰めた集大成が「型」として具現化されていると考えられます。 結果を出し続けているプランナーやコピーライターの方々のプレゼンや企画書を拝見すると、根底にその方が持っている型のような

原宿でマッチングアプリの広告は有効か?−データ×フィールドワーク vol.2:屋外広告/表参道・原宿篇−

前回渋谷篇をお届けした、エリアに集う人々の特徴と屋外広告の適正度をチェックする企画の第二弾、表参道・原宿篇。前回の“気になった大賞”SOPH.さんの「まいったな2020」のビルボードを横目に見つつ、宮益坂を上って表参道を目指します。 ■表参道エリア まずは宮益坂上にあるENEOSさんの壁面を利用した2つをピックアップ。モバイルルーターや格安SIMを提供しているバウエモ。利用しそうなシーンの関心度について調べると、写真・映像、音楽、SNSへの関心度は非常に高くなっています。

その広告、この場所でいいですか?−データ×フィールドワーク vol.1:屋外広告/渋谷篇−

「数値ではそうかもしれないけど、現場の感覚とちょっと違うんだよね…」なんて経験、データを使った提案をしたことがある方なら一度はあるのではないでしょうか。ともすると机上論に陥ってしまいがちなデータマーケティングですが、現場を知ること・見ること・体験することの大切さは言わずもがな。そこでこの企画では、データ視点をもった上で実際に現場をフィールドワークしてみることで、データの限界や可能性について考えていきたいと思います。 今回取り上げるテーマは屋外広告。広告は「時代を映す鏡」と言

プランナーに「プランニングって?」を問いかけてみた

プランニングってなに?みなさん、こんにちは。 プランニングという業務をしていると、 『プランニングって何するの?』 『プランナーって何する人?』 と聞かれることが良くあります。 プランニング=計画を立てること。立案。企画。と書いている辞書もありますね。 いろいろな場面で、様々な職種で計画したり、案を考えたり(つまり、プランニング)しているので、「じゃあ、プランニングチームって?? プランナーって??」と思うのも頷けます。 〇〇プランナーっていう肩書も多いですしね。 そこ