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水曜(親の勉強):第98週(フォートナイトのEpic Games。子どもの好きなゲームを知っておこう)

「親が変われば世界が変わる」CCC HUMANです。
水曜日は『親の勉強』です。

先週はユニコーン企業4位のKlarnaを紹介しました。

今日はユニコーン企業5位のEpic Gamesを紹介します。

ユニコーン企業トップ8_20211231

Epic Gamesは聞いたことある人もいるのではないでしょうか。
そうですフォートナイトというゲームで有名な会社ですね。
Epic Gamesは知らなくてもフォートナイトを知っている人
という人は多いと思います。

多くの子どもが遊んでいるゲームの会社Epic Gamesについて、
知っておきましょう

●Epic Gamesの歴史

まずはEpic Gamesとはどんな会社か見ていきましょう。

Epic Gamesはアメリカの企業
アメリカ、メリーランド州生まれの
ティム・スウィーニー(1970年生まれ)さんが創設しました。

スタートアップ企業としては少し遅い、
1991年の設立です。

最初の会社名は"Potomac Computer Systems"という会社で、
コンピューターのサポートを提供するコンサルティング会社でした。

もともとプログラミングでゲームを作るのが好きな人で、
その当時テキストエディタ―そのものをゲームにするというアイデアで
”ZZT”というゲームを作ったら、それが結構売れて、
1992年に会社名を「Epic MegaGames」という名前に変えました。

そこからは徐々に社員を増やしながらゲームを作り、
1998年に”Unreal”というファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS)を作成し、
この成功により1999年に会社をノースカロライナに移転し。
社名を”Epic Games”と今の名前になります。

この”Unreal”というゲームを動かしている
ゲームエンジン"Unreal Engine"も開発しており
ライセンス販売もしてします。
※FPSやゲームエンジンは後で解説します。

2006年には代表作”Gears of War”を販売。
この時にはゲームエンジンは”Unreal Engine 3”でした。

そして2014年にいよいよ”フォートナイト”βテストが開始
フォートナイトは徐々に
Playstation 4、Xbox One、PC向け、iOS、Ningendo Switch、Android
広げ、マルチプラットフォーム化します。

今ではフォートナイトのプレイ人口3億5千万人と言われています。
すさまじいですね。


●ファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS)とは

途中で出てきた言葉を少し解説します。
ファーストパーソン・シューティングゲームとはFPSと略され
日本語にすると「一人称視点のシューティングゲーム」となります。

画面上で映っているのは自分の視点で手元の武器、
もしくは自分が動かすキャラクターの背中で、
あたかも自分が武器で敵を倒している感覚になるものです。

1992年ぐらいからこのジャンルが出始め、
「DOOM」というゲームが世界的に大ヒットし、
このジャンルが定着しました。

日本ではあまり普及してこなかったFPSですが、
1997年にNINTENDO 64から発売された「ゴールデンアイ 007」で
知名度が上がりましたが、それでもあまり売れませんでした。

軍人が少なく、どちらかというとコミカルなアニメ調を好む日本人には、
合わなかったのかもしれません。

●ゲームエンジンとは

もう一つゲームエンジンという言葉が出てきました。
これは何かというと、明確な定義はあまりないみたいですが、
ゲームを支えるプログラムのことす。

例えばゲームの中で、
モノを投げたり、銃の弾を打ち出した際に
それぞれの飛び方を一からプログラミングしていたら
大変
ですよね。

しかし、物体はこれぐらいの大きさと重さで、
弾力がこれぐらいあって、重力がこれぐらいだと
こういう飛び方になる。

そんな計算が既にプログラムされていたら、
あとは、その物体の重さ大きさ弾性力を入れれば、
あとはプログラムが計算してくれます。

よって、ゲームを作る側は物体の設計をするだけで、
その世界でいい感じに動かすことができるというものです。

ある世界を作るための物理法則が
あらかじめプログラムされているイメージ
ですね。

Epic Gamesの”Unreal Engine”でいろいろなゲームが作られ、
最も多くのゲームで使われているゲームエンジンで、
2014年にギネス世界記録になったそうです。

これがEpic Gamesの強さの一つでしょう。
最近”Unreal Engine 5”がリリースされました。

●ゲーム関連会社の時価総額

そんなEpic Gmaesですが、
世界の他の企業と比べてどれくらいの大きさなのでしょうか。

ゲームの収益による規模感を見て見ましょう。
※ゲーム以外の収益は除いています。

企業のゲーム収益トップ10

参考:https://www.alltopeverything.com/top-10-biggest-video-game-companies/

グラフを見ると日本の会社がトップです。
世界的に様々な産業で苦戦している日本企業ですが、
ゲームではまだまだ強いことがわかります。

ゲームという一大ジャンルを定着させた
日本企業に是非とも頑張って欲しいですね。

●ティム・スウィーニー

最後に、Epic Gamesの創設者のティム・スウィーニーさんですが、
1970年にアメリカのメリーランド州で生まれ、
小さい頃から機械や電気機器が大好きで、
いろいろと分解していたそうな。

7歳ぐらいからゲームがプログラミングで動いていることを知り、
Apple IIというアップルのコンピューターを手に入れてからは、
プログラムに夢中になっていたそうです。

アドベンチャーゲームが好きだったようですが、
ゲームをするよりプログラミングをするのが好きで、
ゲームはあくまでどうやって作られているんだろうということを
知るためにやっていた感覚だったそうです。

ゲームがどうやって動いているのかに興味を持つことが、
ゲームエンジン”Unreal Engine”の成功に
つながっているのかもしれませんね。

●まとめ

いかがだったでしょうか。
多くの子どもが遊んでいるフォートナイトですが、
どんな会社でどんなゲームなのか
知っておくことも大事
だと思います。

ゲームそのものだけでなく、
どいういう背景で作られてきたのか、
どんな人が作っているのかは、
子育てのヒントになるのではないでしょうか。

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